デリバリーは中国人の生活様式を変えています。中でも、安価な仕出しデリバリーは深刻な食品安全問題を引き起こしています。例えば、デリバリー食材の調理は完全な素人。にも関わらず、素人が一日何百もの注文をネットで受けてデリバリーをしています。
今の時代、でたらめなことが日常茶飯。想像できないようなことが頻発しています。よくある話として、悪徳レストランやデリバリー専門店の料理場は汚くて、ゴキブリやネズミの住処になっている。手を洗わない調理師などましな方、中には足で食材を扱う調理師もいるとのこと。
デリバリー業者の中には、自分で調理するのではなくて、どこかから安いインスタントパックを購入して、ご飯にかけて電子レンジでチン。調理にかける時間は全部合わせて5分以下の即席で「デリバリー・パック」の出来上がり。「デリバリー・パック」の調理プロセスは「ゴミの中からゴミを拾う」のようなもの。「デリバリー・パック」調理工場のスタッフはスペアリブを「血まみれ・タンク」からシャベルで取り出したりします。このスペアリブが貯蔵タンクに放り込まれたのは1年前だったかもしれません。取り出されたスペアリブに大豆タンパクを注入し重みを持たせて鍋に入れて揚げます。3分でOK、美味しいデリバリー食材の出来上がりです。
毎週少なくとも4億食のデリバリー・パックが中国中の道路を走っています。このことで少なくとも4億個の使い捨てパッケージと4億個のビニール袋が破棄されています。さらには、4億人分の使い捨て食器も廃棄されています。自然に分解されないプラスチック・ゴミは川や湖さらには海に流れ込んで海洋生物に誤食され生態系を介し、私たちの食卓に再デリバリーされて戻ってきます。なんと恐ろしい食物連鎖。。。まさに死のデリバリー、怖いですね。因果応報・自己責任。。。