人民網日本語版
3月20日、「考古中国」重大プロジェクト作業進展報告会が四川省成都市で開催され、三星堆遺跡(四川省徳陽市広漢市)での重要な考古学的成果が明らかにされた。
第13次五カ年計画期間に、国家文物局は四川省による三星堆遺跡の考古学的調査と発掘作業を持続的に支援した。2019年11月から2020年5月までの間に、三星堆文化の祭祀の遺跡である「祭祀坑」6ヶ所が発見された。出土した黄金仮面の遺物、鳥形の装飾品の破片、金箔などの重要文化財は500点を超える。
四川省文物考古研究院に所属する三星堆遺跡作業ステーションの雷雨ステーション長は、「何年にもわたる三星堆の発掘を通じて、遺跡が三重の城堡で囲まれていたことがほぼ明らかになった。1つ目は月亮湾の城堡、2つ目は南側の三星堆の城堡、3つ目は南側の南城壁だ。ブロックごとに、建造された年代は異なる」と述べた。
説明によると、1つ目の城堡内には大型建築物エリアと祭祀の場所のほか、手工業の作業所とみられるエリアが分布していた。2つ目の城堡内には一般の居住区が、3つ目の城堡内には祭祀エリアがあったという。