福建省福州 新しい「老若同居・モデル」 家賃はタダ

 今年、医学部を卒業したばかりの陳さんは、全くの赤の他人の独居老人の家に引っ越し、同居生活を始めました。これは、2017年福建省・福州市が始めた「独居老人が無料で空部屋を提供し、若者を居住させる」という老若マッチング・プロジェクトによるものです。若者はタダで同居させてもらう代わりに、仕事以外の時間、家にいる時間に老人の世話をする、老人と生活面・精神面の付き添いを深めるというモデルです。

 2017年、このプロジェクトを初めて以来、10数組の「老若同居」生活がうまくいっているようです。福州市ではより多くの普及を試みています。

 2020年までに中国の60歳以上人口は2.5億人に達し、総人口の約17.8%を占めることになります。これに伴い独居老人の数も1.18億人に達する見込みです。福州の老若マッチングモデル18例が問題解決の糸口となるか。。。中国のスピード感は半端ないだけに、日本の皆さんにも注目してもらっていいかもです。