中国1-3月の人手不足100職種ランキング発表 最も不足するのは?

人民網日本語版

今最も人手が不足している職種は何か。4月21日、中国職業訓練技術指導センターが2020年第1四半期(1-3月)の全国就職市場人手不足100職種ランキングを発表した。3年連続で今回が3回目の発表となる。中国新聞網が伝えた。

同ランキングによると、人手が不足している職種のトップは販売員で、以下、宅配の配達員、レストランのサービス担当者、警備員、梱包作業員、溶接工、清掃員、商品の営業担当者、荷下ろし・積み込み・運搬担当者、旋盤工が並んだ。

販売員は3年連続1位

今回のデータは、全国102ヶ所の定点モニタリング都市公共就職サービス機関が記入・報告した人的資源市場の求人データおよび求職データに基づく。

人手不足100職種のうち、生産・製造業および関連の職種が44、社会生産サービス・生活サービスの職種が34、専門的技術の職種が15、事務および関連の職種が4、党の機関・国家機関・社会団体・企業と事業機関の責任者の職種が2、以上のどの分類にも属さないその他の職種が1だった。

このうち販売員が3回連続で1位になった。販売員のニーズが高い典型的な都市には上海、北京、広州などがある。

宅配の配達員が2位に躍進

前回と今回を比べるとランキングには大きな変化がみられた。29職種が初めてランキング入りし(前回より5職種増)、順位が上がったのは32職種、変わらなかったのは4職種、下がったのは35職種だった。

このうち宅配の配達員は前回の13位から今回は2位に躍進した。

また今回は「家事サービス担当者」、「不動産業者」、「会計係・レジ係」の3職種がトップ10から脱落した。

感染症対策ですぐ必要とされる職種の人手不足が拡大

今回は「内科医」、「医療用材料製品製造担当者」、「縫製機械調整担当者」、「薬剤調剤担当者(薬剤師)」、「裁断担当者」の5職種が新たにランキング入りした。

感染症対策のため通常の営業ができないレストラン、ホテル、交通などの業界で人手不足が緩和され、「中華料理シェフ」、「調達担当者」、「旅客自動車運転手」、「客室サービス係」、「庶務係」、「会計係・レジ係」、「自動車修理工」など15職種が大幅に順位を下げた。

製造業の雇用ニーズが引き続き不足気味

「通信システム設備製造担当者」、「機械整備士」、「電子専用設備調整担当者」、「パンチプレス作業員」など15職種は人手不足が拡大し、これは春節(旧正月、今年は1月25日)に出稼ぎ労働者が帰郷し、新型肺炎で移動が制限されて予定通り職場に戻れなかったことなどが関係している。

人手不足の絶対数が増加

人手不足の絶対数をみると、1回目は68万2千人、2回目は66万4千人、3回目は85万人となっている。全体での求人倍率(求職者数に対する求人数の割合)は順に2.41倍、2.32倍、2.62倍だった。

人的資源・社会保障部(省)によると、こうした数字は感染症が拡大する前の「春節市場」で雇用ニーズがピークに達したこと、2月末から3月初めにかけて企業活動と生産活動が再開されるのにともなって、市場の雇用ニーズが急速に回復したことなどと関係しているという。