人民網日本語版
「交通ルールを守りましょう。信号を無視せず線を越えず、マナーのある延慶人になりましょう」。延慶区新風路の交差点は、ラッシュアワーになると多くの人が行き来する。ロボット「小胖」は交通指導員に変身し、連日にわたり、交差点付近の安全エリアに立ち、行き交う市民にマナー行為促進条例を守るよう注意を促している。北京青年報が伝えた。
「小胖」は放送・宣伝機能を持つほか、交通マナー違反の注意を行うことができる。「線を越えています。命の安全が最も重要です。線の内側でお待ちください」。歩行者の交通マナー違反を発見すると、担当職員は携帯端末にそっと触れると、「小胖」はシステムに事前に入力されていた音声情報を再生し、市民に交通ルールを守るよう促す。「小胖」の温もりある注意により、市民は直ちに交通マナー違反を正すことができ、「小胖」に賞賛を送っている。可愛らしい小型ロボットは多くの歩行者から注目を集め、交通ルール遵守の見本になっている。
新風路の交差点で信号待ちしていた市民の呉嘉浩さんは、「この小型ロボットは興味深い。信号を待っている間ずっとそばで交通ルールを守るよう注意を促す。延慶は現在、全国マナー市街地を建設中で、ロボットさえマナーを呼びかけるようになった。私たちも本腰を入れマナーを示さなければ」と話した。