実験室起源説は「全くのナンセンス」=米微生物学教授

CRI NEWS

 国内の感染拡大を防げなかった責任を中国に押し付けようとするため、米政府は「ウイルスの発生源は中国の実験室だ」と陰謀論を言いふらしてきましたが、こうした言論は米政府内部でも自己矛盾を数多く引き起こし、各界の専門家や学者からも強く非難されています。

 現地時間7日、ペンシルベニア大学医学部のフレデリック・ブッシュマン微生物学教授は、チャイナ・メディア・グループ(CMG)の取材に対し、実験室発生源説は「極めて不可能なことで 全くのナンセンスだ。ウイルスは動物から人に広まった可能性がは極めて高い。周知のように、伝染病研究の中ではこれを人獣共通感染症と呼んでいる。新型コロナウイルスはコウモリの体に存在しているウイルスと非常に近いものの、全く同じではない。なので、コウモリが発生源と解釈すれば、すべては説明がつく。ウイルスは中間の動物宿主、センザンコウか他の動物を介して人へと感染した可能性が大きい」と示した上で、エイズ、ハンタウイルスとMERSコロナウイルスを例に、ウイルスは自然界で如何に進化し、動物を介して人へと伝播したと説明しました。

 さらに、「新型コロナウイルスはわざと設計された生物兵器か似たようなものと思う理由はない」と力強く肯定しました。