広東省広州では、最盛期30万人近くのアフリカ系黒人が生活していました。現在広州の黒人は1.5万人未満となり、残りの大部分は強制送還によって中国を離れています。
少なくとも1.4万人は黒人は20年以上広州に住んで、家を保有し、中国人の妻をめとり、子供を生んで、中国が彼らの新しい住処となっています。
中国在住の外国人は50万人強。その中で黒人は30万人超。30万人の黒人が広州に駐在している。不法入国、不法滞在、不法労働人口の増加も社会問題となっており、地域の治安環境が悪化していることもある。
2018年、中国は移民管理局を設立し、移民政策を規範化、不法移民対策を強化しました。2年間ほどかけて、広州にいる30万人の不法滞在黒人はほぼ強制送還。1.5万弱の黒人を合法的な移民としました。不法滞在黒人と一緒になった中国人女性の一部は、強制送還された黒人と一緒に出国しましたが、10万人以上の中国人女性が、突然未亡人となったのは中国の不幸だとも言えます。
不法移民の問題は何よりもまず治安の問題。次に、公衆衛生の問題です。アフリカは世界的にエイズやエボラウイルスが最も流行している地域。エイズもエボラも体液血液感染で伝播しています。アフリカの一部の国では若者のエイズの罹患率が40%以上とされ、アフリカ黒人のほとんどが健康証明書(エイズ・エボラに罹患していないという証明)を持たずに中国に入国することも大きなリスクと考えられています。
その他、民族的・人種的な問題もあります。法規制・入国規制を厳格にしないと、2050年までに、中国在住の黒人は少なくとも5000万人に達するとも予想されています。そうなると、黒人と中国人との混血児を含む黒人の血族人口が中国人口の10分の1に達し、25歳以下の若年層に限れば、黒人もしくは黒黄混血人の割合が4分の1に達する可能性もあるとされます。中国は漢民族・多民族の国家から移民国家になり、黄色人種国家から黒黄混血国になることも恐れられています。人種(特に黒人)問題に関して中国はアメリカ・トランプおよびトランプ支持層と話があうかもですね。。。