宝くじ大当たり483万元(約8千万円)を宝くじ屋が横領、 裁判で負けても投獄されてもびた一文返金せず!

          (当时購入した宝くじ)

6年前に安徽省阜陽市で発生した事件ですが今も未解決。本当の「ワル」には中国の法律も歯が立たず白旗を挙げています。被害者は李さん。李さんは宝くじ店主の潘に依頼して宝くじを購入をしたところ、なんとその宝くじが483万(約8千万円)の大当たり。すると店主の潘は親戚の王とグルになって李さんの賞金を横領してしました。

李さんは藩と王を民事訴訟し、李さんが勝訴、刑事裁判ともなりましたが、被告の2人は民事も刑事も裁判所の判決に従わず、当選金を返還しませんでした。2015年3月、安徽省阜陽市中級人民裁判所は2人を「失信者(ブラック)リスト」に組み入れて、2人が隠した賞金の行方を探すため手がかり情報提供者に懸賞金当選金10%を出しました。

           (被害者の李さん)

裁判所は刑事判決として王被告に「判決に従わず、当選金の返却命令を拒否する罪」で懲役4年・罰金4万元、主犯格の宝くじ店主・潘被告には懲役4年6か月・罰金5万元の刑を言い渡しました。にも関わらず、判決を受けた後も二人は当選金の返却に応じず投獄されても動じず金を返さないままです。

懸賞金10%を出した裁判所は二人の隠し財産を調べ、ようやく潘の持ち家一軒を探し出して押収。競売にかけて落札、当選金の一部が李さんに返還されました。ただし現在のところ総額483万(約8千万円)のうち465万元(約7,500万円)、当選金のほとんどが返還されていません。盗人にとっても残念ながら、沈黙は金!宝くじは黙って自分で買って、黙って自分で換金した方が良さそうです。