河南省洛陽市河南科技大学第一付属病院外科棟1階には、カプセル状の簡易ベッドが登場し、2階にある建物の1階には約30平方メートルの患者の家族向けの待合室にカプセル状の簡易ベッドが上下2段、計10個並べられていた。大きさは幅約1メートル、奥行き2メートル、高さ約1メートルで、各カプセルの中に、電源や呼び出し機能などが備えられている。呼び出し機能は2階の外科ICUと繋がっており、看護師や医師からの連絡を随時受けることができる。
今まで、患者が増加しているが、なかでもICUは特殊で、家族は患者にずっと付き添うことができない。不安のあまり、病室を離れるわけにもいかず、ICUの外でまんじりともせず待ち続けるというケースがほとんどだ。また他の地域から来た患者の家族の場合、夜は廊下で寝ているというケースもある。
こうした状況を鑑み、カプセル状の簡易ベッドを設置した。これで、患者家族の宿泊の問題を解決できると同時に、医師や看護師が患者の家族と連絡を取るのも容易になった。