このほど発表された「長江デルタ地域デジタル経済と人材発展の研究報告」によると、長江デルタ地域には世界と中国国内のハイレベル人材やデジタル人材を誘致する強い力があり、中でも上海市、杭州市、蘇州市の誘致力が総合的にみて最強だという。
世界と香港・澳門(マカオ)・台湾地区の人材流動という角度からみると、長江デルタのどの側面でも人材は純流入の状態にあり、中でも上海は流入と流出の絶対数が最も大きい。浙江省金華市と江蘇省常州市は高度成長期にあり、世界と香港・マカオ・台湾地区の人材への誘致力とその保留率はいずれもトップクラスだ。これら人材の流入の流出に対する比率が最も小さいのは南京市と合肥市で、いずれも教育産業が発達し、人材の育成・供給都市とみなされているところだ。
長江デルタ各都市の人材流動という角度からみると、ハイレベル人材の誘致力が最も高いのは上海、次が金華だ。デジタル人材の誘致力が最も高いのは杭州で、蘇州もデジタル人材純流入都市だ。