中国(東北三省)結婚100組と同時に63組の夫婦が離婚!

 中国民政部がこのほど発表したデータによると、2018年、全国の結婚届は1010.8万組、離婚届の人数は38.1万組、離婚率は38%にも達します。2010年、離婚率は16%でしたので、わずか8年間で22ポイントも上昇したことになります。

 離婚率が最も高い地域は東北三省(吉林省、山東省、黒竜江省)。東北三省の中でも黒竜江省。黒竜江省では新婚100組誕生と同時に63組が離婚しています。北京、上海、広東といった大都市圏都を大幅に上回り、意外な結果となっています。

 中国人口学会理事、吉林大学北東アジア研究センターの李雨潼助教授が調査したところ、2014年黒龍江省の離婚率が全国1位に急上昇し、以後、直近の集計値2017年まで東北地方三省が「離婚率」全国No1を続けています。

 李雨潼助教授の分析によると、東北地方では異民族に統治されてきた歴史が長く、漢民族伝統文化の影響も小さく、儒教的な男尊女卑の意識も弱く、そのような環境で育ってきた現代の結婚適齢期の若者はなおさら男女平等の意識が強い。地域経済が急速に発展したことで雇用機会も多く、男女間の生活力格差も少なくなり、個性の主張も強くなり、相手への包容力も年々低下、気に入らなければ即離婚の風潮が強まってきたのではないか、としています。

 さらに李雨潼助教授は、景気の減速も人々の結婚・離婚に大きな影響を与えているのではないか、とも分析しています。近年、東北地方の景気は悪化、それに伴い職を求めて地域を離れる人口流出が激化し、このことが物理的に夫婦別居をもたらし離婚率の大幅上昇に影響している。また一旦、東北を離れて出稼ぎに出るとUリターンしても再就職も難しく、夫婦の収入も低下、夫婦の間がよりギクシャクし、結果、離婚率も高くなっているのではないか、としています。

 最高人民裁判所の報告書によると、2017年、離婚に関わる紛争は全国で140万件余り、年々増え続けています。離婚係争・原告の73.4%が女性。離婚の原因の77.51%が性格の不一致、ついでDV(家庭内暴力)、配偶者の家出・行方不明、配偶者の悪習……などが続きます。

 国際化の時代です。日本の皆さん、ここは思い切って東北三省の美男美女との国際結婚を考えてみてはいかがでしょうか。再チャレンジでも熱烈歓迎、エキサイティングな人生も乞うご期待。。。maybe…