人民網日本語版
6月22日、鄭東新区自動運転路線バス1号線のバス格納庫から出発する準備をするバス(撮影・張涛/写真著作権は人民図片が所有のため転載禁止)。
中国の大手バスメーカー・宇通のL3レベル自動運転路線バス12台がこのほど、河南省鄭州市の金融島に導入され、鄭東新区の自動運転路線バス第一陣の試験運行がスタートした。同プロジェクトの路線は全長17.4キロで、沿線にデジタル化された停留所が34ヶ所ある。これは中国で初めて自動運転商業応用認証を得たスマート路線バスの路線となる。人民網が報じた。
自動運転路線バスの運営が始まり、一部の路線バスに取って代わるようになるほか、自家用車に乗っていた人がこのバスを利用するようになることも期待されている。また、車両には純電動路線バスが採用されているため、省エネで、排気ガスを減らして大気汚染の改善にもつながる。
自動運転路線バスプロジェクトでは、第5世代移動通信システム(5G)の電波カバー、道路交通情報通信システム(VICS)、人工知能などの最先端技術が駆使され、スマート停留所、スマート格納庫などを一体化させた管理・コントロールシステムを採用して、自動走行、路線変更、障害回避、急カーブ走行、緊急停止、正確な停止、交差点走行などの一連の自動運転機能を実現している。