中国のスマート運転路線バス、各地で安全に走行中

人民網日本語版

中国のスマート運転路線バスのモデル運営が現在、北京市、長沙市、無錫市などで順調に推進されている。安全運営距離と乗客数の増加、技術の高度化、インフラへの投入拡大に伴い、スマート運転路線バス体制が絶えず整備・高度化され、特定環境下の市場化運営の目標達成に向かい着実に突き進んでいる。新華網が伝えた。

長沙はスマート運転路線バスのモデル運営のスタートが早かった。湖南湘江新区「スマート路線バスモデルライン」の総延長は7.8キロメートルで、11ヶ所の乗り場を設け、双方向で計22カ所となっている。国家スマートコネクテッドカー(長沙)試験エリアを利用し、この「車・道路・クラウド」一体化協同の路線は2年以上にわたり安全に運営されている。一方、昨年4月に開通した長沙スマート路線バスの315番に投入されたバスは計10台。路線の総延長は15キロメートルで、沿線には28ヶ所の乗り場、24の交差点がある。

現在の国家基準による自動運転技術はL0からL5までの6段階に分かれる。長沙などの街頭を走るスマート運転路線バスはすでにL3の「条件付き自動化レベル」に達しており、L4の「高度自動化レベル」に向かい発展中の車種もある。

長沙などで取材したところ、多くのスマート運転路線バスが自動の加速・減速、カーブ、信号の識別、乗り場への停車、駐車などの機能を持っていたことが分かった。リアルタイムで乗客に乗車・下車場所や時間のデータを提供し、運営機関の輸送力調整や予測、路線バス乗り場の設置の合理的な計画をサポートする。5Gネットワークを利用し「クラウド制御プラットフォーム」と接続し、遠隔介入、自動調整やモニタリングなどの機能を実現できる。バスの運行に向け「最良の軌跡」を作成・保存し、運転安全水準を絶えず高める。これらのモデル路線の「道路側」で、スマート運転路線バスのスピード、位置、運転状態に基づき、交通信号制御システムとリアルタイムで連動し信号を調整でき、赤信号を短くし、青信号を長くするなどにより路線バス優先を保証する。

長沙のスマート運転路線バス内で、運転席に座る安全責任者の何建成氏は、「公道では交通状況が比較的複雑でも、ハンドルを握る必要はない。スマート運転路線バスは予め設定された路線上を走り、信号機のある交差点の通過、カーブ、停車など一連の動きを行える」と述べた。

中車電動の「自動運転」プロジェクトの責任者である朱田氏は、「当社は近年、長沙、パリ、無錫などの都市のスマートコネクテッドカー路上テストナンバープレートを6枚取得している。上海の『環湖一路スマート路線バス』は当社の新たなブレイクスルーだ。当社の自動運転バスの走行距離は現在すでに5万キロメートルにのぼり、デモ体験者延べ7000人超を受け入れた」と述べた。

上海臨港新片区の「環湖一路スマート路線バス」の路線の全長は8.5キロメートルで、計8ヶ所の乗り場を設ける。滴水湖1号埠頭から時計回りの方向で運行する。片道の移動時間は約30分。乗客は「環湖一路スマート路線バス」アプリ及び微信(WeChat)ミニプログラムなど複数のルートから予約し乗車できる。

上海「環湖一路スマート路線バス」の運営テストが2021年4月22日、公道で行われた。(画像は取材先が提供)

長沙などは現在、スマート運転路線バス技術の研究開発をさらに奨励すると同時にインフラ整備に投資し、そして政策・法規の整備を進めている。自動車製造と自動運転の一部の中堅企業も情報通信、人工知能、インターネットなどの業界との深い融合を強化し、スマート運転路線バスシステムのイノベーションと応用をさらに推進している。

業界内の専門家によると、国家発展改革委員会などの11当局は通達した「スマートカーイノベーション発展戦略」の中で、中国は2025年をめどに高度自動運転のスマートカーの特定環境下における市場化応用を実現すると打ち出した。この目標は都市路線バス分野で着実に達成される見通しだ。