CRI NEWS
中国では5月1日からの5日間はメーデーの連休です。各地で消費券や金券が配布され、人々の消費を刺激しています。
上海の南京路に位置するショッピングセンター「上海新世界』は久しぶりに大勢の客を迎えました。1日午前10時、300元で購入できる400元相当の消費券1万枚は1時間足らずで完売しました。
また、陝西省西安市では、新城区政府が資金を拠出し、3月末から5月中旬にかけて、観光エリアで利用できる総額30万元相当の金券が提供されます。連休期間中の観光エリアの人気は回復傾向を見せています。
河北省石家荘では、金券の配布やオンライン推奨、生中継の商品PRなどにより、スーパーマーケットを訪れる客が急増しています。
天津市では、連休期間中に総額6000万元以上の消費券を配布することで、4億5000万元の消費をもたらすと見込まれています。
さらに、浙江省杭州市では、政府は市民へ1000万元相当の消費券を配布しました。協力対象となる湖北省恩施市と貴州省黔東南州の農産品や農業副産物の購買に使われることにより、地元の農業産業チェーンの回復を助力するねらいがあります。
これについて専門家は、「消費券の配布は市場の回復を促す一方、消費の増加や潜在力の掘り出しを加速させている。経済発展の循環を円滑にしていくだろう」と見ています。