人民網日本語版
新型コロナウイルス感染拡大防止・抑制対策を実施するのと同時に、企業の操業・生産再開、安全で秩序立てた人々の移動を促進すべく、湖北省は10日から、「健康コード」を発行する業務を開始すると発表した。湖北省の住民は、微信(WeChat)のミニプログラム「鄂匯弁」などを通じて申請し、同省の防疫データベースでデータを照合した後、健康コードが付与される。健康コードは、個人が外出する際の電子証明書となり、感染拡大防止・抑制対策が実施されている期間中、湖北省全域で使用できる。新華社が報じた。
「健康コード」の具体的な取得の方法は、微信の「鄂匯弁」のホームページから「マイ健康コード」をタップし、携帯電話番号と紐づけし、必要事項を入力して、実名認証を行う。身分認証完了後、健康情報を入力して健康コードの作成を申請する。健康情報の報告、提出が完了すれば、すぐに健康コードを受け取ることができる。その後、ミニプログラムを開き、「マイ健康コード」をタップすると、すぐに使うことができる。
スマホを使って健康コードを申請するのが難しい子供や高齢者については、「健康情報報告」、「健康状況の代理報告」を通して必要事項を入力し、健康コードを受け取ることができる。
湖北省の健康コードは、デジタル化された「健康出入証」で、紙媒体の出入証の発行を減らすほか、健康情報を何度も記入する過程での他の人との接触も減らすことができる。
湖北省の新型コロナウイルス感染拡大防止・抑制対策指揮部は11日、省全域を地区ごとに低リスク地区、中リスク地区、高リスク地区に分類し、リスクレベルに応じた対策を実施するとした。また、企業も分類し、時期を分けて、条件付きで、操業・生産を再開し、安全で秩序立てた人々の移動を推進するとしている。省内の短大・高専、高等教育機関、中小高校、中等職業学校、技術学校、幼稚園などは引き続き授業再開時期を遅らせる。