内モンゴルで8400年前の17軒の家屋遺跡を発見

内モンゴルの文物考古研究所は1月4日、化徳県四麻溝遺跡の考古発掘を発表した。今回の発見は村落遺跡だとみられる。ここでは、今から8400年前後から7800年以上にわたって17基の新石器時代の先住民が住んた家屋跡が発見された。

四麻溝遺跡は内モンゴル烏蘭察布市化徳県白音特拉郷解放村に位置している、南北分布の長さは約500m、東西約60m、総面積約30000㎡。

今回の考古発掘では、化徳県四麻溝遺跡のすべての住宅跡地に一列に並んでいる現象が発見されたが、灰坑は発見されなかった。住宅跡地は南向き,門道の多くは長方形の階段式で,その中で番号9の建物、番号15の建物の門道の外側には門柱が設けられ、室内には二層台と壁柱も設置があり、一部の家屋には柱の穴が発見され、粗雑に作られている。住宅跡地壁の多くは黄砂土で、二次加工の痕跡がなかったという。

化徳県四麻溝遺跡から計40個の器物が出土され、大部分は石製品である。器形については,シャベル、石盤、石斧、打器、形器、研削盤、研削棒、磨石、石マット、穿孔器、削器、細石葉、飾物など。出土した土器の中で復元可能なものは少ない、ほとんどは陶器の残片だ。出土骨器は骨ハンマー、骨柄石刃器、骨錐、骨針、骨飾など。