中国・北京、2025年9月20日 /PRNewswire/ -- 第22回中国・ASEAN博覧会(CAEXPO)が、水曜日から日曜日にかけて南部広西チワン族自治区の首府・南寧で開催されました。今年の博覧会では、人工知能(AI)に特化した約1万平方メートルの展示ホールが設けられ、過去最大規模の単一テーマ館として注目を集めました。
このパビリオンは、博覧会史上最大の単一テーマ館であり、中国国内のテック企業や国際的なパートナーから約1,200点もの先進AI製品が展示されています。展示の目玉は、大型言語モデルやロボット、ウェアラブル機器、インテリジェント・アプリケーション・プラットフォームなどの革新的技術に加え、ブルネイ、マレーシア、タイといったASEAN各国の技術成果も披露されました。
博覧会に先立つ土曜日には、現場運営を支援する「AI CAEXPO」インテリジェント・システムが公開されました。このシステムは、運営全体を効率化するために設計されており、スマート会議、ナビゲーション、行程管理など17のシナリオを統合しています。
博覧会の中核を担うこのシステムは、行程管理、顧客対応、ビジネス・マッチング、多言語交渉といった高度なインテリジェント体験を出展者に提供し、CAEXPOのさらなる発展を支えています。
さらに、博覧会期間中には初の「AI閣僚円卓会議」が開催され、中国とASEANの産業協力を一層深める場ともなりました。
今回の博覧会では、「中国未来AIユニコーン企業トップ100」リストが初めて発表され、AI関連イベントも10件以上開催されました。
また、企業の的確な意思決定を支援するために、今年のCAEXPOでは学者、業界専門家、著名なシンクタンクが参画し、「中国・ASEAN経済貿易協力展望ブルーブック」を編纂しました。
本書では、中国とASEANの経済・貿易協力の動力を分析し、自由貿易区3.0版の9つの重点分野で新しいビジネスの可能性を探っています。
CAEXPO事務局の魏召晖秘書長は、CAEXPOは中国とASEANが共催する経済・貿易イベントであると同時に、国境を越えた人々の交流を強化する「南寧チャネル」としての役割も果たしていると述べました。
また、より緊密な中国・ASEAN共同体の構築に向けた世論基盤を固めるため、博覧会では引き続き「中国・ASEAN若手リーダー成長プログラム」を実施しています。期間中には、初回参加者による報告書も公開されました。
今後は、第2期として選ばれた30名を新たに迎え、中国・ASEANの友好を深める若手リーダーを育成していきます。