2023年Dishui Lake Emerging Finance Conferenceが開幕:Lin-Gang Equity Cluster発足

金融界のキーパーソンがEmerging Finance Summitに集結し、財務体質の強化に関する戦略を練る

【上海2023年12月12日PR Newswire】Dishui Lake Emerging Finance Conference(滴水湖新興金融会議)が2023年12月8日、上海のLingang Centerで開幕しました。Standing Committee of the Municipal Committee of the CPC(中国共産党上海市常務委員会)委員でParty Working Committee of Lin-Gang Special Area(臨港特区党工作委員会)書記、Management Committee(臨港特区管理委員会)主任のChen Jinshan氏がこの会議に出席しました。


10月に開催された中国の Central Financial Work Conference(中央金融工作会議)では、金融強国を確立するためのアジェンダが示され、技術的に先進的で、環境に優しく、包括的で、退職金制度を支援し、完全にデジタル化された金融ソリューションに重点が置かれるとともに、開放性の向上が強調されました。習近平(Xi Jinping)中国国家主席は上海を訪問した際、共産党中央委員会の指示に基づき、上海を商業、金融、貿易、海運、技術革新の中心地へと急速に変貌させることが、上海の中心的役割であることを強調しました。これを受けて、上海市は金融機関とインフラを強化し、金融の透明性を高めることを提唱しています。このイニシアチブには、臨港地区におけるストレステストの実施、規制とガバナンスの枠組みの拡大、クロスボーダー貿易・投資の基準の向上などの取り組みが含まれます。

Lin-Gang Special Area(臨港特区)がホスト役を務めることで、Dishui Lake Emerging Finance Conferenceがさらに重要な意味を持つことになりました。同会議は、同特区の先駆的な金融モデルを活用し、新興金融セクターにおける協力のためのより実践的で効果的なプラットフォームを確立することで、金融ハブとしての上海の国際的地位を高め、中国の金融目標を推進することを目的としています。

この会議では、目の覚めるような開幕式、業界の大物が一堂に会しての魅惑的な基調講演、3つの魅力的なパネル討議、一連のセミナー、臨港の金融セクターの新たなトレンドを紹介するテーマ別の展示会などが行われました。国際的な広がり、多様性、専門性、実用性、影響力を強調した50のセッションは、金融機関、経済特区、民間セクター間の魅力的な対話の場となりました。

開幕式では、Lin-Gang Special Area Equity Investment Cluster(臨港特区株式投資クラスター)が正式に発足しました。市政府と党委員会の指導の下、臨港特区は実体経済の支援、技術革新の重視、産業の発展に重点を置いています。この特区は、小規模で有望な新興企業への投資を目標としており、さまざまな開発段階での資金を提供しています。資金調達、投資、管理、撤退に関する方針はさらに最適化される予定で、上海により多くの投資企業を誘致し、同特区の長期的な成長を促進することを目指しています。

会議ではCPC Working Committee of the Lin-Gang Special Area(共産党臨港特区工作委員会)副主任兼CPC Committee(共産党委員会)主任、Lingang Group会長のYuan Guohua氏が「Vision and Actions of Emerging Finance in Lin-Gang to Boost China's Financial Power(中国の金融力を高めるための臨港における新興金融のビジョンと行動)」イニシアチブを発表しました。Lingang Emerging Finance Development Report(臨港新興金融開発報告」が発表されました。

基調講演には、アジアインフラ投資銀行のチーフエコノミストであるErik Bergolf氏や、国際通貨基金(IMF)元副総裁のJohn Lipsky氏など、6人の著名な専門家や学識経験者が登壇しました。このセッションは、経済学における彼らの専門知識と知見に焦点を当てたものでした。

金融強国を形成し、先進的な金融発展を促進するため、臨港特区は、新興金融セクターに焦点を当てたコミュニケーションと交流のプラットフォームを構築することにより包括的な改革と透明性の向上を優先しています。同特区は、金融サービス、銀行、証券会社、保険会社と協力し、一連の資源共有イベントを開催する方針です。その目的は、金融供給サイドの構造改革を進め、近代的な金融エコシステムを発展させることです。主な目的は、Dishui Lake Financial Bay(滴水湖金融湾)を金融開放とイノベーションの触媒として位置付けることです。このイニシアチブは、国際金融センターとしての上海の地位と、臨港特別区の広範な発展に大きく貢献し、「Dishui Lake, the Global Financial Bay(世界の金融湾・滴水湖)」の印象をさらに高めることが期待されています。