世界初、林業機械向けコンポーネントの3Dプリントに化石燃料フリー鉄粉を使用

【東京2023年10月11日PR Newswire】HT Laserは、化石燃料フリーの材料を使用して、林業機械に適したコンポーネントを世界で初めて3Dプリントしました。この3Dプリントコンポーネントは、Ponseeの林業機械に適した設計となっています。このコンポーネントの印刷に使用されたSSAB製のスチールパウダーは、パウダーベット方式に適した世界初の化石燃料フリーの鉄粉です。この粉末は化石燃料フリーのエネルギーソースを使用し、二酸化炭素を排出することなく製造されています。

SSABは、積層造形用の上質で持続可能なパウダーグレードを製造しています。SSABは、原料として化石燃料フリー鋼を使用し、粉末製造プロセスであるガスアトマイゼーションを完全に制御することで、パートナーにとって最高の品質と適切な粉末サイズを保証します。Ponsseは世界有数の林業機械メーカーです。 

HT Laserは2017年に3D金属プリントを開始しました。3D金属プリントでは、完全に最適化された量の材料を使用して、定性的に適したコンポーネントが実現されます。3Dプリントにより、従来の加工に比べ、材料の使用を最小限に抑え、環境への負荷を低減できます。SSABの製品開発は、設計の可能性に新たなレベルの持続可能性をもたらします。

SSABのパウダーテクノロジー担当責任者であるJesper Vang氏は、「持続可能な製造は将来にとって不可欠であり、HT LaserおよびPonsseとともに、当社は全体的なソリューションの開発と導入の陣頭指揮を執っています」と述べています。