私の広東物語・デンマーク人武道家の佛山での功夫生活

広州(中国)、2023年4月27日 /PRNewswire/ -- 「功夫と聞いて何を思い浮かべますか?」デンマーク・コペンハーゲンのJesper Lundqvistは、「私の広東物語」と題したマイクロドキュメンタリーの撮影中に南方メディアグループのGDTodayにこう尋ねました。「世界中の人たちは、功夫についてさまざまな意見や印象を持っています。既成概念を打ち破り、真の功夫を追求しようと、私はデンマークでの快適な生活を捨てて佛山にやってきました」

 

Lundqvistは、1992年頃、生まれ故郷で開かれた武術のエキシビションで咏春拳に出会いました。「これまでの中で、自分自身が目にした最良で最も刺激的な武術のデモンストレーションだったと言っても過言ではありません」。その魅力に取りつかれた彼は、、咏春拳のコースを受講することになりました。  2008年以降、Lundqvistは真の中国功夫を学ぶためだけにヨーロッパと中国を行き来するようになりました。

そして2012年、中国拳法の南方スタイルの随一の発祥地である佛山で生活しようと決心し、佛山咏春拳の達人に弟子入りしました。彼は、ヨーロッパの人たちが咏春拳について知っている多くのことが中国発祥のものではなく、自らが開発したものだと気付きました。中国では彼は、木人椿法レッスンを行うことができますが、ヨーロッパではこれは「咏春拳体系の最終要素」だと考えられています。

Lundqvistは、門下生が中国人か外国人かによらず、指導してくれる功夫の達人がたくさんいることを知りました。「しかし最近の中国では、門下生を見つけるのが少し大変です。西洋には、地元の指導者とまったく接点のない中国拳法の熱心な人たちが多くいます」とLundqvistは言います。

そこでLundqvistと妻は、海外の功夫の熱心なファンと中国国内の達人との橋渡しをしようと考えました。彼らは、100人以上の達人を面接し、海外の定期刊行物やフェイスブックに関連記事を公開しました。またLundqvistは、功夫を学びたいと夢を抱いて佛山にやってくる中国国外からの人たちに地元の功夫の達人たちを引き合わせました。一方で彼は、中国国外の人たちが実際に功夫を体験できるよう、達人を集めてヨーロッパでセミナー、講義、訓練コースを開きました。

「私にとって、功夫は生活そのものです」、とLundqvistは強調しました。彼は、次は功夫のさまざまな側面を紹介するドキュメンタリーを制作しようと考えています。「私の希望は、こうした作業を通じて人々が伝統的な中国拳法のについて理解を深め、正当に評価してもらえるようになることです」