【東京2023年1月20日PR Newswire】
*取り組みは、持続可能な林業を強化し、健康と幸福を向上させる革新的な解決策を明らかにし、拡大する
マニュライフ(Manulife)と世界経済フォーラム(「フォーラム」)は、フォーラムのオープンイノベーションプラットフォームであるUpLinkを通じ、2023年に2つのInnovation Challenge(イノベーションチャレンジ)を立ち上げると発表した。このパートナーシップは、ダボスで開催されたフォーラムの年次総会で発表され、エコプレナー(環境保護ビジネス起業家)やパートナーによる新しい革新的なアイデアや事業の拡大を支援することを目的としている。
この2つのUpLink Innovation Challengeは、自然、気候、暮らし、人々の幸福を守るのに役立つエコプレナー革命を活性化するため、森林に由来し、森林を対象としたソリューションを引き出す。適格基準とタイムラインを含むプロジェクトの詳細は、チャレンジページ(https://uplink.weforum.org/uplink/s/uplink-issue/a002o0000174Au0/sustainable-forest-economy-challenge )で確認できる。
Sustainable Forest Economy Challenge(持続可能な森林経済チャレンジ)は、森林の持続可能な管理から木材の生産・利用まで、バリューチェーン全体にわたる革新的ソリューションを提供することを目的としている。森林の保護、維持、管理、復元、再生のためには、気候変動に配慮した森林経済アプローチが不可欠である。応募は、本日から2023年3月1日まで可能。
Forests and Trees Improving Human Health and Well-being Challenge(人間の健康と幸福を向上させる森林・樹木チャレンジ)は、地球と人間の健康の間の相互関係を向上させるイノベーションを促進することを目的としている。このチャレンジの詳細は、今年中に公開される予定。
生物多様性は史上かつてないほど急速に劣化しつつあり(注1)、環境、経済、人間の健康に悪影響を及ぼしている。これには森林の喪失が含まれ、自然システムを不安定にしている。持続的に管理された森林と農場は、有害な環境影響を回復するのに重要な役割を果たす。これらは炭素を隔離し、地球温度と淡水の流れを調整し、地下水を涵養(かんよう)し、肥沃な土壌を固定し、洪水の障壁として機能し、そして精神と身体の健康を高めることが分かっている。社会と経済を維持するには集団的な行動が必要とされており、マニュライフはこのプロジェクトを通じ、自然を基盤とした気候変動対策と持続可能な林業・農地への投資を拡大し、自然の喪失と闘うという継続的なコミットメントをさらに強化している。
マニュライフのRoy Gori社長兼最高経営責任者(CEO)は、「われわれの環境は人間の健康および幸福にとって重要である。世界的な生命保険会社および資産管理会社として当社は、ダメージを受けた生態系が生計と経済を危険にさらす様子を直接目の当たりにしている。世界最大級の持続可能な木材・農地投資会社(注2)である当社は、自然や生物多様性の急速な劣化に対応するために緊急に必要とされる革新的ソリューションを支援し、拡大することができる。世界経済フォーラム、UpLinkと共に、このプロジェクトを立ち上げることを大変うれしく思う。また、自然の喪失に対処し、回復させるために、情熱的で大きな考えを持っている人々からの意見を待っている」と語った。
UpLinkの責任者で、世界経済フォーラム執行委員会のメンバーであるJohn Dutton氏は「イノベーションはなくても構わないようなものではなく、国連の2030年持続可能な開発目標(https://sdgs.un.org/goals )を達成する上で不可欠な要素である。われわれはマニュライフと力を合わせて持続可能な林業を強化し、幸福を向上させ、気候変動に対する自然に基づく解決策を促進する革新的な解決策を獲得し、拡大できることを誇りに思う。このコミットメントは、見過ごされがちな目的志向の起業家に光を当て、彼らが世界最大の課題に正面から取り組むために必要な可視性、リソース、専門知識を提供するのに役立つ。彼らのソリューションは極めて緊急に必要とされている」と語った。
このプロジェクトは、マニュライフと世界経済フォーラムの継続的なパートナーシップに基づいている。マニュライフは昨年末、フォーラムのTrillion Treesイニシアチブである1t.orgへの誓約を発表した(https://www.manulife.com/en/news/manulife-announces-1torg-pledge-to-scale-nature-based-solutions-in-effort-to -mitigate-climate-change.html )。誓約の一環として、マニュライフは、Manulife Investment Managementの炭素に重点を置いた森林投資と、同社が管理する森林による大気中からのCO2の隔離を5年間にわたって拡大することを目指している。
1t.orgの誓約と同様、このUplinkとのパートナーシップは、マニュライフが最近発表したImpact Agenda(https://www.manulife.com/en/about/sustainability/impact-agenda.html )に沿ったものである。これは、集団的な行動が有意義な変化をもたらすという信念に基づき、会社の事業の将来について決定を下すことにより、世界をより良くするための事業を構築することを目指している。マニュライフのImpact Agendaの詳細、およびその目標に対する進捗状況を追跡するには、manulife.com/impact を参照。
(注1)Based on the "The Global Assessment Report on Biodiversity and Ecosystem Services" released by the Intergovernmental Science-Policy Platform on Biodiversity and Ecosystem Services (IBPES) in 2019.
(注2)RISI, Inc. 2021 data based on top 15 global Timber Investment Management Organizations (TIMO) by assets under management. Manulife pays a subscription fee for access to the database.
マニュライフ生命についてマニュライフ生命は、カナダを本拠とする大手金融サービスグループ、マニュライフ・ファイナンシャル・コーポレーション (マニュライフ)のグループ企業です。法人ならびに個人のお客さまがより簡単に最適な保障を選択し、より良い毎日を送 るためのお手伝いをします。公式ウェブサイト(www.manulife.co.jp)をご覧ください。
▽UpLinkについて
UpLinkは世界経済フォーラムのオープンイノベーションプラットフォームであり、国連の持続可能な開発目標(SDGs)で概説されているように、世界で最も喫緊の課題に対する革新的ソリューションによってスタートアップを支援することにより、人々と地球のための「起業家革命」を引き出すように設計されている。
ダボスで開催された世界経済フォーラム2020年年次総会でデロイトおよびセールスフォースと提携して立ち上げられたUpLinkは、起業家と投資家、専門家、およびベンチャーの拡大を支援できるパートナーとの間に架け橋を築く。UpLinkは、イノベーションチャレンジとして知られる競争フレームワークを通じ、新たなイノベーションをクラウドソーシングする。UpLinkは現在、43以上の課題を実行し、健康、食品、淡水、海洋、プラスチック、教育、気候など、重要なSDG分野で革新的ソリューションを提供する350人を超える起業家を特定した。詳細はhttps://uplink.weforum.org を参照。
▽1t.orgについて
1t.orgは、2030年までに1兆本の樹木を保護、成長、復元するための世界的な運動に貢献する世界経済フォーラムのイニシアチブである。1t.orgは、「国連生態系回復の10年」を支援するために設立された。1t.orgは、森林の保全・回復における民間部門の関与と熱意を動員し、主要な地域で複数の利害関係者の対話を促進し、イノベーション、エコプレナーシップ、若者を支援して回復を促進する。詳細はwww.1t.org を参照。
ソース:Manulife Investment Management
(日本語リリース:クライアント提供)