【成都(中国)2022年12月5日PR Newswire】中国南西部・四川省の省都である成都の新津区はデジタルトランスフォーメーションを達成し、それによって同区をよりインテリジェントに、産業をより効率的に、住民をより幸福にすべく取り組んでいる。
新津区は、成都地下鉄10号線に沿って展開する天府牧山デジタル新都市(Tianfu Mushan Digital New City)と呼ばれる産業機能ゾーンを設立した。デジタルツイン技術と人工知能に焦点を当て、デジタルエコノミーを中心とした産業クラスターを育成することを目的としている。
このデジタル新都市には総投資額31億元(4億4020万ドル)のデジタルエコノミー産業パークが建設されており、2024年の完成を予定している。
デジタル新都市の発展のために、デジタルエコノミーパークは産業プラットフォーム、実証シナリオ、ビジネスチャンスを提供することに重点を置く予定である。
また、新津区政府は、TOD(公共交通指向型開発)と5Gを特徴とする6平方キロメートルのパークシティー実証コミュニティーも建設する。このコミュニティーはスマートビジネス、スマートレクリエーション、スマートライフ、スマート輸送の各技術を実装する試験場となる予定である。
新津区はデジタル産業の発展を後押しする目的でさまざまなプラットフォームを構築した。また、大手企業と協力し、デジタル産業化と産業デジタル化の開発を加速している。
新津区は産業導入と育成のシステム構築を支援することに向けた一連の新政策を実施し、Tencent Start Innovationセンター、Glodon、51WORLDなど多数の有力企業が新津で事業を開始している。
新津の製造業はデジタルトランスフォーメーションを実行している。8月にはTianfu Xinjin Shuzhiwanと呼ばれる先進インテリジェント製造パークが正式に稼働を開始した。
同パークはインテリジェント設備、インテリジェント端末、インテリジェントサービスの開発に重点を置き、産業のデジタルトランスフォーメーションとアップグレードの試験場になろうとしている。
また、こうしたデジタルアップグレードは新津の農村部活性化と農業・農村の近代化にも活力を注入している。同区はデジタルビレッジ支援システムを構築し、デジタルビレッジの新たなビジネスモデルを育成し、デジタルビレッジの管理能力を向上させる行動計画を実施している。
新津にあるChina Tianfu Agricultural Expo Park(中国天府農業エキスポパーク)では、数多くのデジタル実証シナリオとプロジェクトが構築されている。耕起、播種、施肥、灌がいから収穫までの農業生産プロセス全体を、同パーク内のスマート農場で携帯電話やコンピューターシステムを操作して実行することができる。