中国Wuling初の世界市場向け電気自動車Air evが生産開始-インドネシアで最初の1歩

【ジャカルタ2022年8月10日PR Newswire】中国の自動車メーカー、Wulingは8月8日、同社初の世界市場向け電気自動車「Air ev」(右ハンドルタイプ車)のインドネシアでの生産開始を祝賀した。これは、Wuling New Energyにとって、生産台数100万台を達成していく中で、世界的に事業を展開していく上での重要な節目を意味する。生産開始式典にはインドネシアのアイルランガ・ハルタルト(Airlangga Hartarto)経済担当調整相とアグス・グミワン・カルタサスミタ(Agus Gumiwang Kartasasmita)産業相が、陸慷(Lu Kang)駐インドネシア中国大使とともに出席した。

Wuling、中国から世界へ
Wuling、中国から世界へ

中国を拠点とするWuling New Energyは5年間で100万台超の自動車を販売し、この目標に最速で到達した世界を代表する新エネルギー自動車企業となった。Air evは世界市場の動きに加わって世界市場での拡大を加速し、その最初の1歩をインドネシアに定めた。Air evは今後、スマート自動車製造におけるリーダーとしての中国の立場を背景にして、インド、エジプト、さらに世界中の多くの地域に進出していく。

中国WulingのAir evがインドネシアで正式に生産開始
中国WulingのAir evがインドネシアで正式に生産開始

Air evの生産開始は中国の「一帯一路」構想の「ブルーオーシャン」市場戦略と一致し、インテリジェント製造における中国の強みを表している。インドネシア政府は同国で最も売れている中国車ブランドとして、Wulingの発展が大きな重要性を持っていると指摘している。Air evは世界市場向けの発表に備え、8月11日にインドネシア国際自動車ショーで展示される。

インドネシア政府高官と中国の駐インドネシア大使がAir evの生産開始式典に出席
インドネシア政府高官と中国の駐インドネシア大使がAir evの生産開始式典に出席

Air evは国際的な知名度と評価を獲得し、「メード・イン・チャイナ」に対する世界の認知度を引き上げていく。2022年11月にはインドネシアのバリで主要20カ国首脳会議(G20サミット)が開催される予定で、Air evはその優れた性能の移動体験と環境の持続可能性へのコミットメントにより、2022年G20サミットでの公式車両に選定された。Wulingは国際舞台で中国によるインテリジェント製造の革新的な成果を証明し、サミットの完璧な成功に向けて価値を加える。

G20サミットの公式車両
G20サミットの公式車両

Wuling New Energyはイノベーションによる発展を推進している。同社は最大限の努力を払って国際的な活動を進め、「メード・イン・チャイナ」のハイテク能力を実証しつつ、引き続き高品質の新エネルギー自動車とサービス体験を世界の自動車オーナーにもたらしていく。

▽SGMWについて

2002年に設立されたSGMW は、「Wuling」と「Baojun」という高い評価を得ている2つの中国車ブランドを有している。SGMWは現在、Liuzhou Hexi Headquarters、Liuzhou Baojun Base、Qingdao Branch、Chongqing Branch、PT SGMWの5つの主要生産基地を有している。2021年にSGMW は、前年比13.5%増の176万176台を販売し、販売量において中国で第1位の自動車ブランドとなっただけでなく、2550万を上回る顧客によって広く知られている。SGMWは2021年に14万5550台/セットの自動車とスペアパーツを輸出し、中南米、アフリカ、中東、東南アジアなど、40を上回る国・地域をカバーしている、