MSQ Venturesの助言を受け、BioLineRxがGenFleetと膵管腺がん(PDAC)を対象とするモチキサフォルチドの共同開発契約締結

【ニューヨーク20226月30PR NewswireM.S.Q. Ventures(「MSQ」)は、同社のクライアントであるBioLineRx Ltd. (「BioLineRx」)(NASDAQ/TASE: BLRX)(BioLineRx Ltd. )が、中国・上海に拠点を置く腫瘍免疫学に特化したバイオ医薬品企業GenFleet Therapeutics, Inc.GenFleet Therapeutics, Inc. )と、膵管腺がん(PDAC)を対象とするモチキサフォルチド(Motixafortide)の開発で共同開発契約を締結したと発表した。

本契約条件に基づき、GenFleetは、中国で転移性PDACの初回治療を受ける患者約200人を登録する無作為化・第2b相臨床試験を設計・実施する。本無作為化・比較試験の目的は、現在の標準治療である単独化学療法と比較した場合の、抗PD-1抗体薬および化学療法を併用したモチキサフォルチドの優位性を評価することである。

BioLineRxPhilip Serlin最高経営責任者(CEO)(Philip Serlin )は「今回の提携は、抗PD-1抗体薬と化学療法を併用して当社が実施したモチキサフォルチドの第2a相試験『COMBAT/KEYNOTE-202』の非常に有望な結果に基づいており、この非常に厄介な疾患を対象とする開発の継続に強い支持を与えるものだ。幅広い固形腫瘍パイプラインと経験豊富な開発チームを擁するGenFleetで、厳密な設計の第2b相無作為化試験を実施するための優れたパートナーを見つけることができた」「MSQのチームは、国境を超えた取引の複雑さをうまく調整し、グローバル市場に関する深い知識を動員してこの取引を請け合ってくれた。MSQの『既成概念にとらわれない』アプローチと契約構成、交渉の専門知識に非常に感銘を受けた」と語った。

GenFleetQiang Lu会長(Qiang Lu )は「第2a相試験COMBAT/KEYNOTE-202の結果は、CXCR4阻害剤モチキサフォルチドと抗PD-1抗体薬、化学療法との併用が、2次治療として有益であることを示した」「われわれは、この組み合わせが初回治療の患者にも有益だと考えており、無作為化試験でこれを確認したい。この後期臨床アセットの開発でBioLineRxのパートナーになれることを非常に喜んでおり、この重要な試験をできるだけ早く開始したい。今回の旅を通して、MSQチームはプロフェッショナリズムと献身性を発揮し、両チームがタイムリーにゴールに到達できるよう支援してくれた」と語った。

MSQEcho Hindle-Yang CEOEcho Hindle-Yang )は今回の取引について、「この提携は、各社の地域的専門性を生かして新たな治療法の開発を加速するグローバル共同開発の新たな好例だ。BioLineRxGenfleetが提携し、非常に困難であることが証明されているPDACの治療法を追求することに、われわれは大きな期待を寄せている。PDACを対象とするモチキサフォルチドの開発に対するSerlin氏の決意に感銘を受けたが、GenFleetLu博士も同様の決意を抱いている。両者がそうした強い決意を固めている今回の共同研究は、患者にメリットをもたらしてくれるはずだ。この国境を超えた提携を前進させ、将来の成功に貢献できるのは光栄だ」と語った。

MSQについて

M.S.Q. Venturesは、ニューヨークを拠点とするクロスボーダー顧問会社で、中国市場に関する深い知識、強力なネットワーク、現地知見を提供し、ヘルスケア産業をグローバルに橋渡ししている。
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