広西・東興市でジュラ紀の恐竜の化石発見

人民網日本語版

広西壮(チワン)族自治区東興市でこのほど、新たに古生物恐竜化石が見つかった。広西地域地質調査研究院と広西第三地質隊の専門家によると、これらの化石はジュラ紀の恐竜の化石であり、今まで中国で見つかっているうち最南端の沿岸部で見つかった恐竜の骨の化石で、恐竜の生活範囲、変化及び広西の古代地質環境の移り変わりの研究に対して重要な科学研究の価値を持つ。新華網が伝えた。

東興市自然資源局は15日、広西地域地質調査研究院と広西第三地質隊の専門家チームを招き、東興市で建設中の高速鉄道駅前の道路周辺の現場を実地調査した。地理的な緯度において、これらの恐竜の骨の化石は2002年に防城港市江山半島で見つかった恐竜の化石よりもさらに1キロほど南寄りであると認定した。

広西地域地質調査研究院の専門家である陸剛氏によると、現在見つかっている化石は主にジュラ紀後期の地層の中にあり、恐竜の肢骨や椎体などが含まれる。恐竜の具体的な種類については、さらなる研究と確認が必要だ。

これらの恐竜の化石を最初に発見したのは、建設現場で働いていた李東生氏だ。李氏によると、前日に雨が降ったため、現場の化石が洗われ綺麗になり、模様が鮮明だった。掘り出した石がその他の石と異なることに気づき、施工主の東興開投集団に報告したという。

東興市人民政府は現在すでに建設現場を保護し、周囲に警戒線を張っており、24時間態勢で見張っている。今後は専門家からの意見と提案に基づき、現場の合理的な保護と発掘を進める。