人民網日本語版
今月19日の時点で、中国の31省(自治区、直轄市)と新疆生産建設兵団から報告された新型コロナウイルスワクチンの接種回数は10億1048万9000回に達した。国内の大規模接種が中国製ワクチンの安全性の高さを示す裏付けとなっている。一般的な副反応や深刻な副反応の発生率は2019年の中国の定期予防接種で使われている各種ワクチンの平均報告水準を下回っている。また今年末までに目標グループの接種率は70%を達成できるとみられている。
中国のワクチン接種回数は3月27日に1億回を突破してから4月21日に2億回に到達するまでは25日かかった。しかし、2億回から3億回までは16日、3億回から4億回までは9日、4億回から5億回までは7日、9億回から10億回まではわずか5日となっており、現在、1日平均2000万回以上のスピードで接種され、ますます加速している。
接種回数10億回突破は、一里塚となる重要な節目だ。専門家は早くから、中国が集団免疫を獲得するためには約9‐10億人がワクチンを接種しなければならないと指摘していた。接種回数が10億回を超えたということは、効果的な集団免疫獲得にますます近づいていることを意味している。ワクチン接種のペースが加速するにつれて、2回目の接種を終了した人も増えており、「免疫の壁」がより強固になっている。
中国医薬集団(シノファーム)と科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製の新型コロナウイルスワクチンが、世界保健機関(WHO)の緊急使用リストに追加されたのを受け、それらワクチンの接種証明も多くの国で入国の際に認められるようになってきている。