北京から初のチベット支援観光列車の運行スタート

人民網日本語版

14日間で観光地15ヶ所を巡る

今月23日午後3時18分、北京から西蔵(チベット)自治区に向かう支援観光列車「心と心を繋ぐ·京藏号」(Y201号)が汽笛を鳴らしながら、北京を出発。同観光列車の運行が正式にスタートした。人民網が報じた。

「心と心を繋ぐ·京藏号」に乗ると14日間の旅を楽しむことができる。14日の間に、格爾木(ゴルムド )、拉薩(ラサ)、林芝(ニンティ)、日喀則(シガツェ)、青海省西寧などの地域を巡り、中国最大の塩湖・察爾汗(チャルハン)塩湖、布達拉(ポタラ)宮、大昭(ジョカン)寺、巴松措(バーソンツオ)、魯朗林海(ルランリンハイ)、雅魯藏布江(ヤルンツァンポ川)一号と二号の急カーブ、羊卓雍措(ヤムドク湖)、扎什倫布(タシルンポ)寺、カローラ氷河などの自然景観、人的・文化的風情景勝地15ヶ所を観光することができる。

「心と心を繋ぐ·京藏号」は、中国鉄路北京局集団公司がリニューアルした空調設備付きの車両を採用した観光列車で、車内には4人用個室が並んでいる(北京-ゴルムド、西寧-北京)。そのため、旅の途中の移動で疲れ果てることはなく、安全で、快適な旅を満喫することができる。高原地区では、車内酸素濃度を高く保つことができる車両を用いた青海省とチベット自治区を結ぶ青藏鉄路に乗り換える(ゴルムド-ラサ-西寧)。

同列車には、医師と看護師が同乗して高山病患者に対応している。宿泊するのは全て4つ星ホテルで、ラサやシガツェの標高の高い地域のホテルには、室内の酸素濃度を高く保つことができる設備がある。また体調を崩した旅客に対応するため、観光列車には、常に医療関係者2人が配置されているほか、旅行社のベテランスタッフも全行程に付き添ってサービスを提供する。その他、列車内では娯楽イベントも開催され、盛りだくさんの旅行を楽しむことができる。