時速385キロ!商合杭高速鉄道の合湖区間で最高速度を記録

人民網日本語版

上海鉄路局は22日、河南省商丘・安徽省合肥・浙江省杭州を結ぶ商合杭高速鉄道の合湖(合肥・湖州)区間で、これまでに行われた速度等級を徐々に上げていく調整試験をベースに、最高速度向上試験を行った。試験車両は順調に走行し、時速385キロを記録。試験目標速度は試験走行の段階的目標を達成した。

最高速度向上テストとは、調整試験期間に総合検査車両の線路における走行試験速度をその路線の設計速度の110%にあたる速度基準まで上げていく最高速度走行試験を指す。商合杭高速鉄道の設計時速は350キロであるため、上記の基準に基づくと、最高速度向上試験の最高測定速度は時速385キロに達することになる。

計画によると、最高速度向上試験は今後も引き続き展開される。

商合杭高速鉄道は中国の「八縦八横」高速鉄道網のうち、北京・香港(台北)を結ぶ京港(台)路線と、北京・上海を結ぶ京滬路線の重要な構成部分となっている。設計時速は350キロで、2015年11月に着工された。うち北区間となる商丘・合肥区間の全長は378キロで、2019年12月1日に完成し、すでに営業運転が始まっている。南区間は4月7日から調整試験が始まっている合肥・湖州区間で、全長は約311キロ。北端である安徽省合肥市から南方向に延びており、安徽省の馬鞍山市含山県や蕪湖市、宣城市を経由して、浙江省湖州市で南京・杭州間の高速鉄道に接続し、最終的に浙江省杭州市に至る。

商合杭高速鉄道合湖区間は調整試験の後、運行試験段階に入り、検収に合格し安全評価をパスした後、6月末に営業運転条件を備えることを目指す。合肥・湖州区間が開通した後、商合杭高速鉄道は全線開通を実現する。

商合杭高速鉄道の全線開通後は、中国の中東部地域の旅客運輸快速鉄道網がさらに整備され、京滬高速鉄道の混雑を緩和し、沿線の人々の移動がより便利になり、長江デルタ地域の一体化発展をいっそう促すうえで、非常に重要な役割を果たすとみられている。