桃花源景勝地は常徳市桃源県の南西15キロ水渓付近に位置する。かつて武陵人はゲン江を水源とする漁業を生業としていた。桃花源記で俗世間から離れたこの地を発見した男が漁師だったのはこのことに由来しているという。 桃花源 桃花山牌坊(2019年8月撮影)
3.7キロメートルにわたって延びる渓谷の村には陶淵明が著した「桃花源記」にでてくる農村が再現されている。桃花洞の洞窟を抜けると山間の田園風景、小川、池が続く。 桃花源 秦谷(2019年8月撮影)
スマート決済が日本より進んでいる中国。町の小売店だけでなく屋台でもあたりまえになっている。寺院の賽銭箱にもQRコードが貼られているのには驚いた。 桃花源 水府閣にて(2019年8月撮影)
桃花源の4.6キロメートルの渓流で演じられる「桃花源記」劇。観客は舟に乗り込み観劇する。桃花源記に記された村が数百人の演者によって再現される。実景をバックにした演劇は圧巻のスケール。 桃花源「桃花源記」大型渓流遊走実景劇(2019年8月撮影)
張家界国家森林公園、天子山自然保護区、索渓峪自然保護区、楊家界景区の4つのエリアからなる武陵源風景名勝区。1992年にユネスコ世界自然遺産に登録されている。御筆峰を望む。 武陵源 天子山自然保護区にて(2019年8月撮影)
広大な武陵源には3千以上の石峰がある。奇岩の形から名称がつけられたものも多い。「仙女散花」は女性が花束を手にしているように見える人気の場所である。 武陵源 天子山自然保護区にて(2019年8月撮影)
刀や斧で割ったようにそびえているため乾坤柱と呼ばれる。2010年1月にSF映画「アバター」のハレルヤ山のモデルになったとされたことから「アバター・ハレルヤ山」に改名するという騒ぎがあり話題となった。 武陵源 袁家界風景区にて(2019年8月撮影)