北京ダックはもう売れない? 老舗が窮地でピ〜ピ〜

 中国で、全聚德(ゼンジュートク)といえば北京ダック、北京ダックといえば全聚德(ゼンジュートク)言えるほど有名なレストラン・チェーンです。今、この老舗レストラン・全聚德(ゼンジュートク)が経営危機に直面しています。

 3月22日の夜、全聚德(ゼンジュートク)は2018年の決算報告を発表しました。年間売上は17.77億元(293億円)減、対前年比で4.48%激減しました。全聚德(ゼンジュートク)が上場してから12年間で初めてのことです。お客様数も2018年は770.47万人(グループ全体)、2017年の804.07万人と比べると34万人減です。全聚德(ゼンジュートク)は創業1864年、155年の歴史とブランドを持つ老舗ですが2007年11月1日に上場、以来、業績は伸び悩み、利益も大幅に落ちています。一体どうしたことでしょうか。。。

「全聚德(ゼンジュートク)の料理は古くさい・・・」老舗に対するイメージが、新鮮さとファッション性、個性を求めている若い世代から支持を失なっていること、要は、メインの消費者層が足を運ばなくなったことが原因ではないかという分析もあるようです。

 さらに、新たな競合者の参入、例えば、最近人気が高い「大董(ダードン)ダック」と比べると、全聚德(ゼンジュートク)は色あせてきたとの声もあるようです。今でも駅や観光地の至る所で、真空パック入りの「全聚德」が売られていますが、偽物も少なくないようです。外食産業では、新しい食べ方、新商品が次々と打ち出され、一般大衆・消費者層の好奇心を満たし、ニーズを満たし、食欲を満たしています。

  「全聚德ゼンジュートク」という大看板の「北京ダックちゃん」は何故かレームダック、人気を失ってきたのでしょうか。。。ピ〜ピ〜ピヨコちゃん、アヒルじゃガ〜ガ〜