(個人情報もすぐに顔写真と一緒に掲示される)
広東省警察当局の発表によると、歩行者による信号無視があとを絶たないことに業を煮やして広州市番禺区の交通警察で、新しいシステムを導入しました。電子カメラで歩行者の顔写真を撮り、信号無視をした歩行者の顔写真は、横断道路の脇にある大画面モニターで大写しでをスクロール再生することとしたのです。
地元住民によりと、広州市でも利用者数が多い地下鉄駅出口すぐの大通り交差点の両端に警察がカメラを設置しました。交差点にはLEDの大画面モニターも設置されています。この大画面モニターに大写しで表示される写真は、今、信号無視しして交差点を渡った歩行者の顔写真です。
このモニターとカメラは信号と連動していて、歩行者が信号を無視するとカメラが自動的に撮影、そのままLED大画面モニターで繰り返して大写で再生される仕組みです。顔認識機能も備えてますので、信号無視をした歩行者は、即座に名前と住所が顔写真と一緒に掲示されます。
このシステムを導入した番禺区の交通警察によると、カメラ設置した当日、30分もたたないうちに10人の歩行者が信号無視をして、どこどこの誰それ、まるで指名手配の犯人のように、名前と顔、住所までが大写しになったようです。
(モニターで大画面をスクロール再生する動画)
(歩行者が信号を渡る様子)