チベット高原水域の神秘に迫る
「アジアの水塔」と呼ばれるチベット高原は、中国で水資源管理と水環境保護が最も厳しい地域の一つだ。チベット高原の温暖化と湿度の上昇、高原の湖沼面積の拡大による塩分の低下により、国は近年チベット高原の水環境保護に力を入れ続けている。
従来の人の手によるチベット高原の水中分層調査では、船を使い各指定位置で探査設備を投入・回収し、定点測量を行っていた。今回の水中ロボットによる調査は、気象の影響が少なく、航行範囲内の水質情報をリアルタイムで入手できる。前者のデータ収集及び測量方法の不足を補い、人手と資源を節約した。