舞台音楽「昆曲」、日本の早稲田大学で上演

23日夜、日本の早稲田大学大隈記念講堂で、「昆曲と日本の100年」と題した、上海昆劇団による公演が行われました。また同時に、中国初の3D昆曲映画「景陽鐘」が、現在実施されている東京国際映画祭の「中国映画週間」で一般公開されています。

600年以上の歴史がある中国の舞台音楽「昆曲」は、2011年にユネスコで初めての「人類の口承及び無形遺産」に選ばれました。今回の公演前に、上海戯曲芸術センターの総裁である上海昆劇団の谷好好団長は「様々な形のプロモーションを通じて、日本の若者たちに古く美しき中国の伝統戯曲を知ってもらい、好きになってもらいたい」と期待の言葉を寄せました。

今年は中日平和友好条約の締結からちょうど40年であり、芸術分野での中日交流は大きな意義があります。また来年は、中国戯曲の巨匠である梅蘭芳が初めて日本で公演をした1919年からちょうど100年となります。梅蘭芳はその後、1924年と1956年にも日本で公演を行いました。こうした足跡に沿って、戯曲など伝統芸術について両国の交流がますます盛んになることが期待されています。