Calterahが東京「オートモーティブ ワールド」で最新ミリ波レーダーSoCポートフォリオを披露

世界をリードするミリ波ICプロバイダが、日本の国際カーエレクトロニクス技術展に初登場し国際市場における戦略的展開の拡大を目指す

東京、2024年1月30日 /PRNewswire/ -- CMOSシングルチップのミリ波レーダーセンサーの設計・開発において世界をリードする会社であるCalterah Semiconductor Technologyは、今週東京で開催されたオートモーティブ ワールドで最新の製品ポートフォリオを披露しました。一連の先進的車載アプリケーションを紹介し、自動車業界における世界的な存在感をさらに強化しようとしました。

日本では初出展となったCalterahは、量産実績のある成熟した半導体企業として、自動車用ミリ波レーダーSoCの包括的なセレクションと最新の近距離レーダー応用を含む車室内外の応用で来場者に感銘を与え、L2+自動運転の実現への同社の関与を強調しました。インタラクティブな体験や専門家によるアドバイスなどを提供することで来場者に強い印象を与えたCalterahの展示ブースは、同社が国際市場における戦略的展開の拡大を目指している中で、海外の顧客とコミュニケーションを深めるのに役立ちました。

東京オートモーティブ ワールドのCalterahブース
東京オートモーティブ ワールドのCalterahブース

日本:Calterahの重要な市場

2023年に399万台以上の自動車を輸出した日本は、世界第二位の自動車輸出国であり、ミリ波レーダーの車載用途において主要市場の一つとなっています。1,900社の出展社と90,000人の来場者を誇る今回の東京オートモーティブ ワールドへの出展を通じて、Calterahはミリ波レーダーSoC技術の世界的リーダーとしての存在感と認知度をさらに向上させる考えです。

自動運転車両の開発がセンサー技術の進歩に依存しているため、ミリ波レーダー技術の応用は今後ますます顕著になると予想されます。周囲の環境を感知し、検出するのに迅速かつ効果的な方法としての重要性から、このセンサーは自動運転車両が安全かつ効率的に運転することを可能にする不可欠なセンサーとなっています。その結果、ミリ波技術市場は飛躍的に成長し、今後5年間の平均成長率は30%で、2028年までに世界全体で108億米ドルの規模になると予想されています。 

世界市場へワールドクラスのミリ波センシング技術を展示

最も先進的な製品とソリューションを含む製品ポートフォリオを日本に出展し,世界中にアピールすることで、Calterahは、最新のイノベーション成果を紹介するだけでなく、自動運転レーダーセンサー技術のエキスパートとしての地位を示そうとしています。 高性能、低消費電力、コンパクトなサイズ、高いコスパなど数多くの重要な特性を持っているCalterahのSoC製品は、実需者のニーズにも未来のレーダー車載用途の発展方向にも確実に対応できます。

Calterahが出展した最新のAlps-Pro SoCチップに基づいたフロント・レーダー・ソリューションと高性能コーナーレーダー・ソリューションが来場者の目を引いています。優れた探知性能で路上テストでは高い評価を受けたこの二つのソリューションは、今後もより多くの自動車用アクティブ・セーフティ・システムを実現化し、自動運転の安全性を高めていくと期待されます。

また、レーダートランシーバーとマイクロプロセッサ機能を完全に統合した、優れた探知性能を備えたCalterahの4Dイメージングレーダー用次世代SoC「Andes」も登場しました。フレキシブルなキャスケード接続を採用し、先進的なレーダーシステムによる高い要求にも対応できる「Andes」は、高性能4Dイメージングレーダーの多様なニーズに柔軟に応じることを可能にしています。

Calterahが出展している4Dイメージングレーダー用Soc「Andes」
Calterahが出展している4Dイメージングレーダー用Soc「Andes」

Calterahが設けた車内レーダーソリューションのレアルタイムデモは人気を集めていました。多くの来場者は車内レーダーのデモに参加し、実体験を通じてこの最先端技術に対する理解を深めました。60 GHzのRhine-Proミリ波レーダーSoCに基づいて開発したCalterahの車内レーダーソリューションは、人体の微小な動きを正確に捉え、乗員の位置を検知し、車外からの干渉を効果的に回避できるなどの機能を持っています。このソリューションは、子供置き去り検知システム(CPD)にも対応できます。子どもが意図せず車内に閉じ込められた場合、レーダーが車内システムを通じて速やかに警報音を鳴らします。こうした機能により、車内の安全性を向上しています。

Calterahの車内レーダーソリューションを体験できるリアルタイムデモ
Calterahの車内レーダーソリューションを体験できるリアルタイムデモ

Calterah Semiconductor Technologyの最高執行責任者であるYuzhao Lv氏は、「日本で当社の製品をアピールする機会を得たことを喜ばしく思っております。今回の出展は、過去10年にわたって構築した強固な基盤の上に、海外のお客様との連携をさらに深め、グローバルなリーチを拡大する一助となることを確信しています」と述べました。Lv氏はさらに次のように述べている。「2014年以来、Calterahはミリ波レーダーSoC分野において優位を保つために革新を続けてきました。20社以上のOEMと提携し、150車種以上の乗用車の開発・生産の実現に貢献してきました。これまで合計で700万ユニット以上のチップを出荷しており、この数は日を追うごとに増加しています。Calterahは、最新のCMOS mmWave技術を有する先進的で競争力のあるポートフォリオを提供し、高度に統合されたSoC、革新的なアンテナ・イン・パッケージ技術、および完全なターンキー・レーダー・ソリューションなどによりお客様に利益をもたらしています」。

操業10年目を迎えたCalterahは、世界範囲でコスト効率と電力効率に優れ、高性能かつコンパクトな自動車用レーダーSoCの設計と開発に取り組んできました。製品の無欠陥化を保証するために、Calterahは製品の全ライフサイクルを通して、様々な管理および制御手段を実施しています。これらの厳格な基準は国際的にも認められています。Calterahは、機能安全(ISO 26262)および自動車サイバーセキュリティ(ISO/SAE 21434)の認定を得ているだけでなく、専門機関から自動車ソフトウェア研究開発プロセスにおけるASPICE管理認定も取得しています。

自動運転車両に対するニーズが増大し続ける中、オートモーティブ ワールドにおけるCalterahの出展は、アジアないし世界市場において、自動車用ミリ波レーダーSoC製品の強みを強化しています。Calterahは、今後も、より先進的で魅力的な自動車用ミリ波レーダーSoC製品を世界中の顧客に提供することで、より多くのパートナーと連携をし、すべての人にとってより安全でスマートな運転体験を作り出していきます。

Calterah Semiconductor Technologyについて

2014年に設立されたCalterah Semiconductor Technology Co., Ltd.は、CMOSシングルチップミリ波レーダーセンサーの設計・開発におけるグローバルリーダーとして、世界初の車載用CMOS 77/79 GHzミリ波レーダートランシーバーと、世界初の77 GHzおよび60 GHzミリ波レーダーAiP(アンテナ・イン・パッケージ)SoCを量産しました。Calterahは、77/79 GHzおよび60 GHz RFフロントエンド、SoC、およびSoC AiP製品を含む、業界で最も包括的なミリ波レーダーチップのポートフォリオを有し、ADASおよび自動運転におけるコーナーレーダー、前方監視レーダー、イメージングレーダー、キャビン内レーダー、サイドレーダーなどの応用、ならびに産業および消費分野におけるスマートホーム、高齢者介護、セキュリティおよび監視、スマート交通、セキュリティイメージングなどの応用を可能にします。

現在、Calterahは世界で20社以上の自動車OEMと協力し、150台以上の乗用車モデルに同社のミリ波レーダーSoCを搭載し、累積出荷台数は7,000,000台を超えています。Calterahは、より高性能で使いやすく、電力効率に優れたミリ波レーダー技術をグローバルユーザーに提供し、より安全でスマートな社会の実現に貢献するとともに、「ミリ波をすべての人に提供する」という使命を果たしています。

Calterahの詳細については、 www.calterah.comをご覧ください。