新海誠監督の今年2度目の来日にファンが盛り上がる
北京、2023年12月26日 /PRNewswire/ -- 12月22日(金)新海誠監督作品『すずめの戸締まり』展が、中国のIP運営会社GuGuGuGuによって主催され、中国上海の無限極薈購物中心で開幕した。新海誠監督も開幕式を訪れファンと交流。3月の『すずめの戸締まり』の中国上映時以来、今年で2回目となる訪問は中国のファンの熱狂を引き起こした。
中国の『すずめの戸締まり』展では、日本での展示の基礎の上に、中国オリジナルの内容や限定商品を追加している。中国展覧会の主催であるGuGuGuGuは今後も様々なイベントを通じて「二次元(アニメ・漫画・ゲーム等)」ファンに対してより没入感のあるエンターテインメントの消費シーンを提供し、「二次元の家」を中国のファンと一緒に作り上げていくという。
新海誠監督と『羅小黒戦記』MTJJ監督が夢の共演!
新海誠監督による3日間の訪中レポート
12月20日から12月22日まで、新海誠監督は中国での展覧会開幕に合わせて中国を再訪。ファンへの感謝を伝え、ファンとの「冬の約束」を果たすため、様々なイベントに出席し、大きな話題となった。
12月20日の夜には『すずめの戸締まり』のリバイバル上映の上映後舞台挨拶で登壇。寒波に襲われた上海にあって、ファンと監督の再会した現場はとても温かい雰囲気に包まれた。新海誠監督は挨拶の中で繰り返し中国のファンへの感謝を伝え「中国への訪問は、まるで友人の家を訪ねるようだった」と表現した。
12月21日の午後には日本でも人気の高い『羅小黒戦記』の監督であるMTJJさんと、ファン待望の対談が実現した。新海誠監督とMTJJ監督はクリエイターとして互いに影響を与え合っていることがうかがわれ、MTJJ監督は10年以上前からSNS上で新海監督の作品への愛を投稿している他、『すずめの戸締まり』の中国上映時にも新海誠監督を「誠哥(誠の兄貴)」と表現しエールを送っていた。新海誠監督も映画上映時の舞台挨拶で、登場キャラクターであるダイジンは羅小黒戦記の羅小黒からインスピレーションを得ていると「告白」していた。
相思相愛の対談では、まず監督同士がお互いにプレゼントを送り、ダイジンと羅小黒が同じフレームに収まることに。その二人の議論は白熱し、対談後には新海監督のTwitterには鈴芽の椅子に座った羅小黒の画像が投稿されていた。
12月22日の朝には『すずめの戸締まり』展が正式に開幕し、会場の上海無限極薈購物中心には監督を一目見ようと数多くのファンが詰めかけた。また、同日午後にはアニメーション関係の店舗が集まり、中国最大の「二次元基地」と言われているショッピングモール百聯ZXの『すずめの戸締まり』ポップアップストアを訪れファンと交流した。監督はその他にも多くのファンミーティングを行い、一挙一動が中国の話題となっていった。
中国で『すずめの戸締まり』展が大盛況
二次元コンテンツの運用会社GuGuGuGuが初主催
新海誠監督作品『すずめの戸締まり』の中国展を仕掛けたのは、『すずめの戸締まり』を中国で配給したチームが立ち上げた新ブランドGuGuGuGuだ。IPの総合的な運用によって、これまで中国でバラバラに展開されてきたコンテンツ・商品・体験を統合し、更にそれらをファンと一緒に共創していくというのが同社のコンセプトだ。
同社の総裁兼CEOである蔡公明氏は開幕式にて「GuGuGuGuは、私達のアニメーションへの愛とIP産業の未来への確信から生まれました。弊社の事業は二次元ファンのコンテンツ、商品、イベントを統合することへのニーズに基づいています」と話している。蔡氏はまた、今後とも新海誠監督とより深い仕事をしたいと述べ、新海誠監督もそれに前向きに応えた。
GuGuGuGuは他にECやファンコミュニティ、ニュース配信や会員システム等を備えたWeChatアプリを正式に開始したほか、春節期間には各プラットフォームで『Paradox Live THE ANIMATION』『ぼっち・ざ・ろっく!』『ハイキュー!!』等新たなIPの限定商品をリリースする。
また、GuGuGuGuは2024年5月1日までに、北京、上海、成都、武漢にGuGuGuGuのIP体験店のオープンを計画している。体験展ではファンが限定商品、フード等の各商品の企画に関われるだけでなく、多彩なファンの交流会にも参加できるようになる
『すずめの戸締まり』展は12月22日に上海で正式に開幕し、GuGuGuGu公式WeChatアプリや各チケットプラットフォームでチケットを販売中だ。