台湾の国際貿易署が先端ロボット工学の展示を主導、インテリジェント製造業の新たな段階を示唆
【東京2023年12月8日PR Newswire】ロボット、人工知能(AI)、オートメーション技術のニーズが急増する中、台湾経済部(MOEA)の行政部門である国際貿易署は、主に日本のロボット市場をターゲットに「Smart Machinery Overseas Promotion Program(スマート機械海外促進プログラム)」を開始しました。このプログラムは、台湾企業の国際マーケティング能力を高め、スマート製造における競争力を強化することを目的としています。東京で開催された2023国際ロボット展(iREX 2023)では、国際貿易署の支援のもと、TECHMAN、Touche Solutions、HIWIN、LIPS、Tricoreの台湾の優れたスマート機械メーカー5社の代表団が成功を収めました。このイベントは、特にインテリジェント製造、産業用ロボット、協働ロボット(コボット)、ビジョンおよびシステム統合の分野におけるロボット技術の進歩を明確に示すプラットフォームでした。イベントの中で、合計92人の日本とのバイヤーとのつながりができ、これによって推定838万ドルのビジネスチャンスがうまれました。
出席したゲストの顔ぶれは、台北駐日経済文化代表処のChun-shou Linディレクター(左から4人目)、PMCのSunny Chouアシスタント・バイスプレジデント(左から5人目)およびTAIROAのKou-I Szu会長(左から3人目)などです。
11月29日に開幕したiREX 2023は、3508のブースに654の企業・団体が出展し、14万8125人を超える専門バイヤーが来場する画期的なイベントでした。今年の展示は前回よりも規模が大幅に拡大し、出展者が潜在的な顧客とつながるための大きなプラットフォームを提供しました。
iREX 2023では、台北駐日経済文化代表処のChun-shou LinディレクターとTaiwan Automation Intelligence and Robotics Association(TAIROA、台湾自動化インテリジェンス・ロボティクス協会)のKou-I Szu会長が歓迎のスピーチを行いました。Lin氏はスピーチの中で、インテリジェント製造における台湾の重要な貢献を強調し、この地域の生産およびサービスに関する幅広い専門知識を強調しました。Lin氏は、台湾企業は情報を迅速に統合し、柔軟な生産方式を採用することを得意としており、顧客のニーズに合わせてカスタマイズされたインテリジェントソリューションを提供していると指摘しました。Lin氏は、台湾と日本の永続的かつ重要な貿易関係を強調しました。情報通信技術(ICT)、エレクトロニクス、半導体などの分野での台湾の急速な進歩は、台湾の世界的地位を強化するだけでなく、産業上の相乗効果を補完し、日本の戦略的パートナーとしての地位にあると述べました。
Smart Machinery Overseas Promotion Programは、台湾のスマート機械メーカーの国際マーケティング能力を向上する目的で国際貿易署が立ち上げたイニシアチブです。Precision Machinery Research and Development Center(PMC、精密機械研究開発センター)とTAIROAが共同で実施するこのイニシアチブは、世界のインテリジェント製造分野における台湾の地位を高め、この地域のインテリジェント製造ソリューションと競争優位性を海外のバイヤーに示すことを目的とした、統合された多面的なマーケティング戦略を特徴としています。