【ドバイ(アラブ首長国連邦)2023年12月5日PR Newswire】万華化学(Wanhua Chemical)は、11月30日から12月12日までドバイで開かれた2023年国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(UNFCCC COP28)に参加しました。万華化学のLiao Zengtai会長は、デュアルカーボン目標を堅持し、エネルギー使用、炭素削減の実践的モデルを共有する同社の決意を表明、地球規模での持続可能な開発に向けた課題に対処する革新的なグリーン化学技術と製品ソリューションを紹介しました。
Liao Zengtai氏は「持続可能な開発で最も重要な側面は、人類の生存のために環境を保護することです。万華は、遅くとも2030年までに炭素排出量をピークアウトさせ、2048年までのカーボンニュートラル達成に努め、より広範かつグローバルな持続可能性アジェンダに貢献することを約束しています」と述べました。
炭素排出量を削減するための万華の戦略的アプローチには、技術革新と設備プロセスの最適化を通じた生産・操業の効率化の加速が含まれています。主な取り組みは、以下の通りです。
電力のゼロカーボン化
*クリーンエネルギー・プロジェクトへの投資により、2030年までに全工業団地で50%超のクリーン電力化を達成します。
*中国にある万華の工業団地は、2040年までの100%クリーン電力化を目指しており、プロジェクト実施後には年間3700万トンのCO2排出量削減が見込まれています。
エネルギーの脱炭素化
*革新的技術による廃熱の再利用で、年間260万トンの石炭を節約します。
*低品位の熱エネルギーを高品位の熱エネルギーに加工し、二酸化炭素排出量を670万トン削減、1億平方メートルの家庭向け暖房を確保します。
革新的な炭素削減
*世界初の塩化水素リサイクル用流動床技術リアクターの導入により年間30万トンの塩酸生産を削減し、年間14億kWhを節約します。
*リサイクル率100%のMDI廃塩水循環技術により、年間14万トンの二酸化炭素排出量を削減します。
万華化学は、業界向けグリーンソリューションを積極的に開発・推進し、以下のような最先端のイノベーションを通じて大きな進歩を遂げています。
グリーンソリューション
*バイオベース含有率90%超のバイオベース製品は、生産エネルギー消費量を20%削減し、二酸化炭素排出量を30%-50%削減します。
*メカニカルリサイクルとケミカルリサイクルによる、再生プラスチックの活用。PCR素材の活用により、プラスチックバケツと自動車用ランプ資源のリサイクルをメカニカルリサイクルの手法で達成し、これらの素材にその後のライフサイクルを与えています。万華化学はケミカルリサイクルに重点を置き、発泡ポリウレタンとプラスチック粒子をリサイクルする技術を考案し、グリーンな素材・生産・リサイクルを重視する循環型リサイクルモデルを推進しています。
万華化学はさらに、産業チェーンのエコロジー変革を支援する持続可能な方法論を策定し、普及させています。
産業アプリケーションの変革支援
*風力発電、太陽光発電、グリーン水素などの新エネルギー産業を、エネルギーハーベスティング、貯蔵、および従来のエネルギーへの依存を減らすアプリケーション向けの素材ソリューションで支援。
*建設業界がより高い省エネ要件を満たせるようにする、ポリウレタン素材の開発。
*グリーンリサイクル包装で新たな通商エコシステムを構築している万華化学は、共用パレットを150万回使用することで、年間10万トンのCO2排出量を削減し、25万本以上の成木を節約する予定です。同社はまた、共用包装の回転率が500%増加し、使い捨てプラスチックの使用量が40%減少したと報告しています。加えて、毎年1万トンの廃包装樽を処理することで、さらに4000トンのCO2排出量削減が見込まれています。
万華は今後も企業の社会的責任を堅持し、地域社会や女性、子供に配慮していきます。同社は、持続可能な発展への投資と実践を強化し、化学を活用した人類の持続可能でより良い未来の創造に取り組んでいます。