初期の絵画や大型オブジェクトを含むオリジナル作品130点の大規模展
Delaiveファミリーが2006年から収集した初期作品を含む作品130点以上を展示
ハイライトは素手を使って描く独特な「フィンガーペイント」テクニック
大型オブジェクトをアニメーション、双方向メディアコンテンツなどと一体化する特別展示
ソウルアートセンターのハンガラム美術館で2023年12月2日から2024年3月24日まで開催
ソウル, 韓国, 2023年12月1日 /PRNewswire/ -- 展示会開催を専門とするC.C.O.C.(Kang Wook Kang最高経営責任者(CEO)、www.ccoc.co.kr )は30日、ソウルのアートセンターにあるハンガラム美術館で2023年12月2日(土曜日)から2024年3月24日(日曜日)まで、「Ayako Rokkaku, Dreams in my Hand(ロッカクアヤコ、私の手の中の夢)」展を開催すると発表しました。これは韓国でのロッカクアヤコ作品の最大規模の個展で、オランダのDelaiveファミリーが収集した彼女の早期の絵画や大型オブジェクトを含む、オリジナル作品約130点が展示されます。
Ayako Rokkaku with Nico Delaive, Carlotta Delaive, Niki Delaive and Samuel Delaive at “Fumble in colors, tiny discoveries”, Museum Jan, Amstelveen, The Netherlands, 2019.
手で春を描くロッカクアヤコ
ロッカクアヤコは日本の千葉県生まれのアーティストで、独特な「フィンガーペインティング」手法によって知られています。スケッチをすることなく、素手でアクリル系塗料を使って即興で作品を仕上げていきます。彼女は正式な芸術訓練を受けることなく、20歳で絵を描き始め、言葉を超えた方法で自分自身を表現する手段を見つけました。東京、ベルリン、ポルト、アムステルダムなど、世界各地で活動する、コレクターから引く手あまたのアーティストであり、2022年の第52回SBIアートオークションで1億6000万円という個人としては過去最高記録を打ち立てました。彼女が最初に注目されたのは、2006年に村上隆のカイカイ・キキが主催したGEISAI Art Fairに参加した時でした。それ以来、奈良美智、村上隆、草間彌生の跡を継ぐ、次の世代の日本のアーティストの代表として称賛されています。
「Ayako Rokkaku. Dreams in My Hand」では、2006年以来Delaiveファミリーが収集した一部の初期の最高作品やその後のトップクラスのキャンバスなど、130点以上が展示され、その中には、春の日に花畑に横たわる少女を表現し、春の暖かさを想起させる色彩に満ちた、2メートルの円形キャンバスに描かれたUntitled(2020)などもあります。高さが2.3メートルの少女の大型彫刻「Sculpture with two ghost rabbits(2011)」や、高さが3メートルを超す大型作品3点を含むペイントオブジェクトのセレクションも展示されます。こうした作品はすべて、アートマーケットでは滅多に目にすることができず、韓国のファンから待ち望まれているものばかりです。
異なった6つのセクション
展示会に入るとすぐに、ロッカクアヤコが日本からオランダまでたどった旅路のストーリーが語られるサンドアートのアニメーションがあり、これに独学のアーティストとギャラリストのNico Delaiveの出会いが見られるフォトウォールが続きます。導入セクションの後の最初のセクション「Little Girl with Bare Feet」では、このアーティストの極めて初期の作品のいくつかが紹介されます。2006年からの作品2点を含む、初期のオリジナル絵画23点も展示されます。
2番目のセクション「Dreaming Fingers」では、ロッカクアヤコを思う時にまず浮かんでくる最も象徴的な作品のいくつかを見ることになります。こうした作品はキャンバス、段ボール、Tシャツ、ビニール、皿など、さまざまな日常の品からできています。3番目のセクション「To the Wider World」は、東京を離れてファン・ゴッホやレンブラントの街であるアムステルダムで新しい生活を始め、芸術に情熱を注ぎ込みながら、このアーティストが制作したオリジナルの絵画が紹介されます。小柄なのに大型作品を描くのを好む、ロッカクアヤコによる高さ3メートルのオリジナル絵画3点が展示され、彼女のアムステルダムのアトリエが、もう一つのお楽しみのフォトゾーンとして再現されます。
次のセクション「My Friends」では、「About Us」作品が中心になっています。「About Us」は、このアーティストが東京にある音楽レーベルのcontraredeとコラボして創作したアニメーションのタイトルです。このアニメーション作品は、過去と未来の隙間を埋める少女のストーリーを語り、このアーティストの人生の自伝的キャラクターが登場します。18分のフィルムも、メディアルームで上映されます。アムステルダムのGallery Delaiveのものとそっくりなドアを抜けてギャラリーに入れば、「Delaive Family」セクションです。ここには、Delaiveファミリーとロッカクアヤコの数十年にわたる友情を紹介するフォトウォールや、このアーティストが親しみを込めて描いたDelaiveファミリーのポートレートがあります。6番目で最後のセクション「The Beginning of Spring」は、2021年から2022年の間に創作された最近の作品を集めています。
展示会を主催するCCOCのCEO、Kang Wook Kang氏は「ロッカクアヤコは、春を呼ぶアーティストと言い表すことができます」と言っています。「彼女は夢のような、超現実的世界をスケッチもなく、即興で創作し、見る人に素晴らしい春を感じさせます。この冬がロッカクアヤコ展により、より暖かくなるのを期待しています」
詳しいカタログは以下のリンクからご覧ください:
https://issuu.com/gallerydelaive/docs/306007_cataloog_prive_collectie_ayako_digitaal?fr=sZWVlOTY4MzAzNzU
Photo - https://mma.prnasia.com/media2/2288537/Gallery_Delaive_1.jpg?p=medium600
Photo - https://mma.prnasia.com/media2/2288538/Gallery_Delaive_2.jpg?p=medium600