国際金融フォーラム2023年次総会が広州で開幕

世界の指導者らがIFF20周年で多国間主義と緊密な協力を訴え

【広州(中国)2023年10月31日PR Newswire】International Finance Forum(国際金融フォーラム、IFF)の20周年記念・年次総会が広州で開幕し、世界の指導者、金融・実業の経営幹部、学者らが多国間主義と協力の緊密化を呼び掛けるために広州の南沙に集まります。

IFF共同議長の周小川(Zhou Xiaochuan)元中国人民銀行総裁、Wang Weizhong広東省省長、Lee Ka Chiu香港特別行政区行政長官、韓昇洙(Han Seung-soo)IFF共同議長が開会式であいさつしました。Sun Zhixiang広州市長代理が式典を開会しました。

周氏は開会あいさつで、「各国は経済課題を解決するため協力を強化するべきです。障壁の構築、デカップリング(分断)、経済的威圧ではなく、多国間主義を守り、開かれた世界経済を構築するべきです。我々は保護主義に反対し、世界貿易機関(WTO)の改革に積極的に関与するべきです」と述べました。

広東省のWang Weizhong省長は「広東は今後も対外開放の水準を向上させ、法に基づく開かれた国際市場の構築プロセスを加速していきます」と述べ、開かれた協力のみがウィンウィンの状況につながり得ると付け加えました。

韓昇洙IFF共同議長は「創設20周年のこのめでたい機会と、世界最高の金融会議場で、私たちIFFは、改革への開放性とより安定した持続的な世界金融の地平線に向かって進むための慎重な調整により、共通の決意で未踏の海を航行する船の舵取りに全力を尽くすべきです」と述べました。

アントニオ・グテレス(António Guterres)国連事務総長は祝賀メッセージで、国際金融機関、政府、民間部門に対し、開発と気候変動対策の資金を拡大するために協力するよう促しました。

シンガポールのターマン・シャンムガラトナム(Tharman Shanmugaratnam)大統領、国際通貨基金(IMF)のクリスタリナ・ゲオルギエワ(Kristalina Georgieva)専務理事、世界貿易機関(WTO)のヌゴジ・オコンジョイウェアラ(Ngozi Okonjo-Iweala)事務局長、IFF共同議長のジェニー・シプリー(Jenny Shipley)元ニュージーランド首相、IFF理事でフィリピンのグロリア・マカパガル・アロヨ(Gloria Macapagal Arroyo)元大統領、フランスのローラン・ファビウス(Laurent Fabius)憲法評議会議長、世界銀行グループのManuela Ferro東アジア太平洋地域副総裁も開会式であいさつしました。

マカオ特別行政区のHo Hau Wah元行政長官もIFFの20周年を祝いました。