シルクロード国際文化博覧会が観光収入の増加に貢献
【北京2023年9月7日PR Newswire】
*China Dailyの記事
The Sixth Silk Road (Dunhuang) International Cultural Expo opened in the Gansu Dunhuang international convention and exhibition center on the morning of Sept 6.
中国北西部の甘粛省は9月にSilk Road(Dunhuang)International Cultural Expo(シルクロード(敦煌)国際文化博覧会)を開催し、世界に向けてその「黄金のカード」を差し出します。
6回目となるこの博覧会は6日と7日に敦煌市で開催され、敦煌の新しいイメージ作りを後押しします。イベントのテーマは一帯一路構想に関連した国際的な文化コミュニケーションです。
敦煌博覧会は、長年にわたる入念な育成とイベントの成功を経て、一連の経済的・文化的成果を達成するとともに、シルクロードの素晴らしい文化と甘粛省の開放を広く知らせる重要な「中国ブランド」の国際イベントになりました。
Gansu Department of Culture and Tourism(甘粛省文化観光局)は博覧会のムードを作り出し、より多くの人に博覧会を知ってもらうために、広報を非常に重視しています。優れた資源をいかにして発展の勢いに変え、文化観光産業の開花を促進するかが甘粛省の大きな目標であり、今年に入ってから8カ月間で、同省は568件の文化観光プロジェクトの実施に注力し、それに関連する投資は100億人民元(約13億7000万ドル)を超えました。
文化を継承し、観光を牽引する一例として、敦煌は中国文化にとっても、甘粛省全体の観光にとっても重要です。今年、敦煌のある酒泉市は文化観光経済圏の発展を軸に、その文化観光ブランドの促進に力を入れて取り組んできました。
酒泉は文化観光に関して甘粛省を先導する都市であり、近年、酒泉衛星発射センター研修ツアープロジェクトや敦煌ブックセンターなど、14のプロジェクトの完成と運営を推進してきました。また、鳴沙山と月牙泉景勝区の改善整備などの遅れていたプロジェクトの建設にも着手しました。
今年5月から8月にかけての最盛期には、中国全土から観光客が敦煌に押し寄せ、莫高窟や陽関の道、鳴沙山や月牙泉景勝区も訪れました。今年上半期、酒泉は1625万の人々を受け入れ、観光収入は116億8000万人民元に上りました。
文化観光を主要産業とし、プロジェクトに注力する酒泉は、甘粛省の14の市と地区の発展合意に加わりました。
一方、臨夏回族自治州は貧困緩和を農村の活性化に結びつけることを目指しています。17億8000万人民元を投資し、7年かけて太子山沿いの286キロの観光回廊を入念に建設しました。この観光回廊は、積石山、臨夏、和政、康楽の4県にある100以上の景勝地を結び、観光客に絶大な人気を誇るレジャールートとなっています。
Linxia prefecture culture, radio and television and tourism bureau(臨夏自治区文化・ラジオ・テレビ・観光局)のMa Dexiang局長は、「太子山観光回廊の完成を利用し、今年のChina Huaer Conferenceなどのイベントを開催した結果、観光客数と観光収入が大幅に増加しました」と述べました。
甘粛省は中国文明発祥の地の1つであり、自然の驚異の博物館であり、民族風習の大庭園であり、質の高い革新的な観光の目的地として知られています。その一例として、張エキ七彩丹霞景勝地では熱気球の活動が最近になって始まり、40人のパイロットが3日間で6回の飛行パフォーマンスを行い、この景勝地に新たな魅力を加えました。
甘粛省の文化観光アトラクションの運営者の多くは、観光に重点を置いた伝統的な観光モデルは、文化観光旅行への人々の需要の高まりに応えるには不十分と考えています。
その結果、新技術と新しいビジネスモデルに支えられた没入型パフォーマンスが甘粛省の文化観光分野に広く導入されつつあります。
酒泉市は4つのショーを大切に育てており、その上演回数は1000回を超えました。昼間に莫高窟を訪れ、夜に公演を楽しむことは、文化と観光を統合する一例になっています。
張エキ市の文化観光会社は最近、蘆水湾ホリデーリゾートの美しく落ち着いた水域で、オペラ、舞踊、無形文化遺産、特別なオーディオビジュアル効果などを使った没入型テーマパフォーマンスを開始しました。
また、甘粛省の文化観光部門は伝統文化と現代科学技術を融合させ、他の地域や組織と協力し、地域の文化観光の発展を支援しています。