中国、クチャ、2023年7月4日 /PRNewswire/ -- 中国石油化工股份有限公司(China Petroleum & Chemical Corporation、HKG: 0386、以下「シノペック(Sinopec)」)は、同社が新疆ウイグル自治区アクス県クチャ市に建設したグリーン水素実証プロジェクト(以下「プロジェクト」)が操業を開始したと発表しました。 太陽光を利用してグリーン水素を製造するこのプラントの正式稼動は、シノペックによるクリーン水素製造の技術的探求の大きな前進であり、新疆ウイグル自治区がより環境に優しく持続可能なエネルギーシステムへ移行することを後押しするものです。
Sinopec’s Xinjiang Kuqa Green Hydrogen Pilot Project Enters Operation, Leading China’s Green Hydrogen Development.
シノペックのNew Star Companyが主導するこのメガプロジェクトは、太陽光発電複合施設、送電・変電ライン、水電解水素製造施設、水素貯蔵・輸送施設、補助製造施設を備えた、世界最大かつ中国初の太陽光水素発電プロジェクトです。
グリーン水素は、太陽光や風力などの再生可能なエネルギー源から電力を供給する設備によってつくられ、製造プロセス全体の二酸化炭素排出量を最小限に抑えます。 本プロジェクトは、クチャの豊富な太陽光発電資源を活用し、水を電気分解することで、年間20,000トンのグリーン水素を製造し、210,000立方メートルの水素貯蔵と毎時28,000立方メートルの水素輸送を可能にします。
グリーン水素精製の新たな道を切り開き、中国におけるグリーン水素製造の模範的モデルとなる実証プロジェクトとして、シノペックのSinopec's Tahe Refining & Chemicalに水素を供給し、水素製造に使用する化石燃料ベースの電力をなくすことで、年間48万5,000トンの二酸化炭素排出量を削減することが期待されています。
シノペックは、水素を動力源とする輸送手段とグリーン水素精製に注力することで、中国における水素製造イノベーションのパイオニアとなる新エネルギー大国になることを目指し、今後数年間で、中国国内外で低炭素化の目標を達成できるよう支援していきます。 年間450万トンを超える水素生産・利用能力を持つシノペックでは、自社開発したメガワット規模のPEM電解水素製造ステーションが稼働を開始し、2023年には内モンゴル自治区で年間3万トンの水素生産が見込まれる初の水素実証プロジェクトが始動しました。
詳細は以下のリンクからご覧ください。http://www.sinopecgroup.com/group/en/