規格に対応した初の乾式(灌漑要件無し)ホッケー用人工芝「GreenFields Pure EP」

ナイフェルダル(オランダ), 2023年6月19日 /PRNewswire/ -- 水やりの必要がない人工のフィールドホッケー用ピッチ。フィールドホッケー界は、競技場用人工芝の世界的なサプライヤーで革新的な企業TenCateの子会社、GreenFields社の「Pure EP」により、より大きな持続可能性とフィールドホッケーのグローバル化の進行に向けた革命的な一歩を踏み出しました。

GreenFields Pure EP is the first certified Dry (non-irrigated) hockey turf
GreenFields Pure EP is the first certified Dry (non-irrigated) hockey turf

 

フィールドホッケー選手によれば、この斬新な乾式(灌漑要件無し)ホッケー用芝は、ウォーターベースの人工芝に匹敵する品質でありながら、年間数百万リットルの水(上水)の節約が可能だとのことです。4年がかりで取り組んできたこの技術革新により、水不足に悩む国でもトップレベルのフィールドホッケーが可能になりました。

フィールドホッケークラブM.H.C. ウェースプは、乾式(灌漑要件無し)ホッケー用人工芝を採用した世界初の競技場所有者であることを誇りに思っています。この競技場は、国際ホッケー連盟(FIH)の認定を受けています。2024年のパリ五輪以降、国際ホッケー連盟は国際レベルで水と充填物不使用の人工芝のみ使用とするよう計画しています。

TenCateのGreenFieldsおよび下流のヨーロッパ、中東、アフリカ担当常務取締役、Vincent Homrighausen氏は、「2018年、国際ホッケー連盟は水を使用しないホッケーフィールドへの移行をパリ五輪後に開始するという持続可能な目標を発表しました。オランダのウォーターベースの人工芝競技場では、一か所で年間350万~500万リットルの水を必要とします。水不足が深刻化し、この競技をプレーする機会が均等ではないことを考えた場合、これは変革しなければならないタイミングだと言えるでしょう。

GreenFieldsでは、持続可能性に重きをおいています。この価値観は、フィールドホッケーを持続可能なスポーツにするという国際ホッケー連盟の目標と完全に一致します。それだけでなく、Pure EPを使用することは、フィールドホッケー界で国際的に公平な競技場を作ることにもなります。インドやパキスタンといった国には、水不足によりウォーターベースの人工芝ピッチはほとんどありません。そのような国には、ここオランダにあるようなウォーターベースの人工芝インフラがないのです」と述べています。

Floris Jan Bovelander氏も同意見です。フィールドホッケーのオランダ代表として241回の出場を誇る同氏は、自分の財団により、インドなどの国々の恵まれない子どもたちにスポーツを行う機会を与えたいとしています。同氏はインドで、ウォーターベースの人工芝競技場の水やりが「村の全ての水源を使い果たしてしまう」ことを目の当たりにしてきました。

かつて、ブルーメンダールやオランダ代表チームのペナルティコーナー専門家として活躍したBovelander氏は、「当たり前のように水が供給される国ばかりではありません。この新しい競技場は、世界中のフィールドホッケーを行う国間に存在する不平等を大幅に減らすでしょう。これにより、フィールドホッケー競技にとって最高の進歩となる公平な競技場を作ることができます。私がウェースプの新競技場でプレーする機会を得たとき、非常に感銘を受けました。特にスピード面では、ウォーターベースの人工芝ピッチに引けを取りません」とコメントしています。

TenCateの研究開発部長Colin Young氏は、「Pure EPの開発プロセスには4年の歳月を費やしました。私たちの最大の関心事は、フィールドホッケーのスピードやテクニック、そして魅力を損なうことなく、より持続可能なソリューションをいかにして作り上げるかでした。この新しい芝生に厳格な試験を実施し、試験に参加した選手たちの意見に真摯に耳を傾けました。選手たちは皆、Pure EPの性能に非常に満足していました」と語りました。

常務取締役のVincent Homrighausen氏は、よくある表面が芝の葉でできているものとは異なる、斬新な乾式(灌漑要件無し)人工芝に大きな関心か集まると見ています。Pure EPは、ループ状の人工芝繊維という独創的な組成でできており、ウォーターベースの人工芝に匹敵するエリートレベルのスピードが出せるのです。

Jon Wyatt - 国際ホッケー連盟スポーツ・持続可能性理事長

「ホッケーが水やりを必要としない芝の上で行われるようになるにつれ、当連盟は、選手たちがテクニック、スピード、そしてパワーを発揮できるような革新的な製品を品質管理チームが世に出すことを歓迎します。また、より環境に優しい社会に貢献するという当連盟の価値観と合致し、より持続可能性の高い競技となるために、世界のホッケー界が深く関与していることを非常に嬉しく思います」とのコメントを発表しました。

Jon Wyatt - 国際ホッケー連盟スポーツ・持続可能性理事長(英語からの引用:原文マ)は

"As hockey transitions to be played on turfs that no longer need to be watered, FIH welcomes the innovations being shown by its Quality Programme members that will enable our athletes to still showcase their skills, speed, and power. We are also very pleased with the deep engagement shown by the global hockey community as we move to become an even more sustainable sport, in line with our values of contributing to a more environmentally friendly society."

画像・映像に関するお問い合わせhttps://www.greenfields.eu/GreenFieldsPureEPpress   

写真 - https://mma.prnasia.com/media2/2104072/GreenFields.jpg?p=medium600