済寧市(中国) 2023年6月1日 /PRNewswire/ -- GLOBAL TIMES ONLINE(環球時報オンライン)の記事。
5月26日、アジア太平洋諸国14カ国から中国東部の山東省済寧市を訪れた外国人記者団が『Travelogue of China』報道交流活動の最終目的地において、菌類栽培や儒教文化について学びました。
記者団は、菌類栽培で知られる山東省の県級市、鄒城市を訪問しました。20を超えるインテリジェントな菌類事業体が本拠としている鄒城市では、年間38万トンの新鮮な菌類が生産され、売上額は40億元(約5億6,421万ドル)にのぼります。ここでは、2,600万平方メートルに及ぶ栽培場でエノキタケ、エリンギ、ブナシメジ、黒茸といった20種以上の食用茸が生産されており、エノキタケの生産量は、中国全体の農場生産量全体の7分の1を占めています。
菌類農場では藁や豆の繊維で作った培地でエノキタケを栽培しており、殺菌や植菌といった栽培工程は約50日間に及びます。
農場のスタッフが「農薬や化学薬品を使用せず、高温で殺菌しています」と紹介し、記者はここで栽培されているエノキタケを試食しました。記者によれば「とても新鮮で、調理したエノキタケよりもおいしい」とのことでした。
アフガニスタンのバーフタル通信社のMohammad Alef Ansari氏は、「この方法で一年中菌類を栽培できますか?」と質問し、そうであるとの回答を得ると、「アフガニスタンでは、菌類は山岳地帯で多く栽培されているが、季節の変化で一年を通して栽培できないため、鄒城市のやり方のほうが良いと思う」と述べました。
記者団はその後、中国の哲学者孔子(紀元前551年~479年)の生誕地と孔廟を訪れ、孔子の生涯や思想、善行、道徳について学びました。
また、朱肉を使用して押印したり、竹ひごや糸で製本する方法について学んだりするなど、中国の伝統的な文化活動も体験しました。