インテル社のAIスーパーコンピュータを搭載した先駆的なソリューションにより、高い水準のセキュリティとデータプライバシーを維持しながら、カスタム・データセットでビジネス価値を引き出す
ボストン、2023年5月12日 /PRNewswire/ -- Boston Consulting Group(ボストン・コンサルティング・グループ、BCG)とIntel(インテル)社は本日、エンドツーエンドのインテル社のAIハードウェアとソフトウェアを使用して、ジェネレーティブ人工知能(GenAI)を実現し、また完全にカスタマイズされた独自のソリューションを企業顧客に対して提供する一方で、プライベートデータを信頼できる環境に隔離して保持する戦略的協業を発表しました。
「ジェネレーティブAIは新興かつダイナミックな空間であるため、組織はGenAIの導入過程を後押しする適切なテクノロジーを選ぶ必要があります」と、BCGのマネージングディレクター兼パートナーのSuchi Srinivasan氏は述べています。「テクノロジーは、導入の初日からエンタープライズ・グレードである必要があり、プライバシー、セキュリティ、使いやすさ、そして拡張性がなければなりません。インテル社とのコラボレーションにより、企業はカスタマイズされたGenAIソリューションによって競争力を高めることができ、同時に、これらの変革的ソリューションから最大限の価値を引き出すために必要な人材、プロセス、および政策の変化を慎重に見極めることができます。」
企業全体でAIアプリケーションを拡張する能力により、業界を問わず企業は継続して課題にさらされています。GenAI機能の新しい波は、業界全体を変革し、長期的な競争優位性を生み出す可能性を秘めていますが、企業導入の障壁となっているのは、データプライバシーとセキュリティに関連する固有のリスクです。このコラボレーションの根底にあるのは、現在と将来の両方でデータをより適切に保護するためのセキュリティの組み込みです。BCGとMIT Sloan Management Review(MITスローン経営レビュー)の共同調査によると、世界の経営者の84%が責任あるAI(RAI)を経営課題のトップに据えるべきだと考えていますが、包括的なRAIプログラムを導入しているのはわずか25%です。
インテル社のデータセンター・AIグループ担当エグゼクティブ・バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーであるSandra Rivera氏は、「ジェネレーティブAIには、企業が安全にテクノロジーの恩恵を受けられるよう、より安全で拡張性の高い選択を可能にする真の民主的アプローチが求められています。当社は、BCGとのコラボレーションにより、お客様が選択したセキュリティ境界の完全な内側で、スタック全体にわたって最適化されたテクノロジーを必要とするジェネレーティブAIアプリケーションの構築を支援することができます。」と述べています。
企業はまた、これらのGenAIソリューションを大規模に監視・管理し、既存の企業ワークフローに容易に統合するためのツールがまだ十分に確立されていないことに悩んでいます。このコラボレーションにより、すぐに使えるエンタープライズ・グレードのターンキーが提供され、企業は拡張要件やライフサイクル管理要件を簡単に、より費用対効果の高い方法で満たすことができるようになります。
BCGは、インテルXeonスケーラブル・プロセッサーとAIに最適化されたハードウェア・アクセラレーター(Habana Gaudi)の補完的な利点を備えたインテル社のAIスーパーコンピュータと、生産可能なハイブリッド・クラウドスケールのソフトウェアを活用し、また、50年超の極秘・独自データに基づく知見をもたらすような、BCG独自のデータでトレーニングされたドメイン固有の基礎モデルの力を活用しました。さらに、すべてのAIのトレーニングや推論の作業は、BCGのセキュリティ境界内で完結しました。
BCGの従業員は、インテルAIハードウェアとソフトウェアによるカスタム自然言語チャットボットのインターフェースとともに、これまで複数ページの長い文書リストに埋もれていた情報をセマンティックサーチ(意味検索)で取得・要約することができるようになりました。同社従業員が利用していた既存のキーワード検索ソリューションと比較して、製品グレードのGenAIアプリケーションを使用した場合には、満足度が41%増加、結果の関連性が25%増加、作業完了率が39%向上という、格段の改善が報告されています。
このコラボレーションによる共同サービスの提供は、資産運用業界向けの自動ポートフォリオ運用エージェントの採用、航空会社独自のデータを用いた航空会社のメンテナンス業務、カスタマイズされた機密コードベースを用いたより安全なソフトウェア開発エージェントなど、現実世界の多様なビジネス課題を解決することを目的としています。
BCGが考えるジェネレーティブAIの全体像については、こちらをご覧ください。
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Boston Consulting Group(ボストン・コンサルティング・グループ)は、ビジネスや社会のリーダーたちと提携し、最も重要な課題に取り組み、最大の機会を獲得することを目指しています。BCGは1963年に設立され、ビジネス戦略の先駆者として知られています。今日、当社はお客様と緊密に連携して、すべての利害関係者に利益をもたらすことを目的とした変革的アプローチを採用することで、組織の成長、持続的な競争優位の構築、そしてプラスの社会的インパクトの促進を後押ししています。
当社の多様性に富んだグローバルチームは、業界や機能に関する深い専門知識と、現状に疑問を投げかけ、変化を喚起する多様な視点を持ち合わせています。BCGは、最先端の経営コンサルティング、テクノロジーとデザイン、コーポレートとデジタルベンチャーを通じてソリューションを提供します。当社は、クライアントの成長を支援し、世界をより良い場所にすることを目標に、社内全体およびお客様の組織のあらゆるレベルにおいて、独自のコラボレーションモデルで仕事をしています。
インテル社について
インテル社(Nasdaq: INTC)は業界のリーダーとして、世界の進歩を可能にして生活を豊かにするような、世界を変える技術を創造しています。ムーアの法則に触発され、当社は半導体の設計と製造の進歩に絶えず取り組み、お客様の最大の課題への対処を支援します。クラウド、ネットワーク、エッジ、そしてあらゆる種類のコンピューティング装置にインテリジェンスを組み込むことで、データの可能性を引き出し、ビジネスと社会をより優れたものへと変革していきます。インテル社のイノベーションの詳細については、newsroom.intel.comおよびintel.comをご覧ください。
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