【北京2023年2月20日PR Newswire】過去3年間、中国が常に国民の命と健康を第一に考え、状況の変化に応じて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応を変えてきたことで、スムーズな移行への貴重な時間稼ぎができたと広く信じられている。
中国共産党中央政治局常務委員会は16日の会議で、同国は2022年11月以降、新型コロナウイルス感染症の予防・抑制活動で重要かつ決定的な勝利を収めたと発表した。
習近平(Xi Jinping)中国共産党中央委員会総書記が主宰した同会議は、新型コロナウイルス感染症に関する中国共産党の主要な判断、政策決定、戦略調整が完全に正しいことが証明されたと述べた。
同会議は「対策は効果的である。国民はそれを認識している。そして、その成果は絶大である」と指摘した。
▽「奇跡」
中国は2022年11月以降、国民の健康を守り、重症化を防ぐことに重点を置き、新型コロナウイルス感染症の予防・抑制対策を最適化・調整し続けてきた。
同国は2023年1月8日から対応方針を大きく転換し、Aクラス感染症対策ではなくBクラス感染症対策向けの措置で新型コロナウイルス感染症の管理を開始した。
16日の会議では、中国が比較的短期間で疫病の予防・抑制段階の安定した移行を達成したと指摘された。
11月以降、2億人以上が治療を受け、80万人近い重症患者が効果的に治癒したことで、中国は新型コロナウイルス感染症の死亡率を世界で最も低いレベルに維持している。
会議は「わが国は、疫病の予防・抑制活動で重要かつ決定的な勝利を収め、巨大な人口を抱える国がパンデミックを成功裏に切り抜けるという、人類文明史上の奇跡を起こした」と指摘した。
▽新たな段階
中国の新型コロナウイルス感染症対策が新たな段階に入る中、同国はこの数年間の新型コロナウイルス感染症パンデミック対策で達成した成果を集約する取り組みを加速させている。
中国共産党指導部の会議は、しっかりとした監視・報告の仕組みを確立することで、疫病監視能力を向上させ、いつでも早期警報が発せられるようシステムを改善することが重要であると指摘した。
また、次の段階のワクチン接種の科学的計画づくりの取り組み、特に高齢者の接種率を上げる取り組みも求めた。
新型コロナウイルス感染症の変異株出現を受け、中国も全国的な追加接種の推進を強化している。State Council joint COVID-19 prevention and control mechanism(国務院新型コロナウイルス感染症予防・抑制メカニズム)が発表した最新の行動計画によると、異なる技術ルートで開発された、オミクロン株に対しても優れた交差免疫を提供するワクチンを含む9種類の混合ワクチンが現在、利用可能となっている。
16日の会議は、医療用品の生産と供給を保証し、それらを組織的に配備する仕組みの改善の取り組みが重要であることも強調した。
会議は締めくくりに、健康分野における科学・技術のブレークスルーを協調して進め、生命や健康に関する科学・技術のレベルを向上させる努力もすべきであると指摘した。