ロンドン, 2022年12月5日 /PRNewswire/ -- International Aluminium Institute(国際アルミニウム協会、IAI)は5日、国連の持続可能な開発目標(国連SDGs)へのアルミニウム産業の現在および潜在的な貢献を探る報告書を発表した。
「国連の持続可能な開発目標へのアルミニウム産業の貢献」と題された報告書は、協会による最近の調査やアルミニウム部門内で事業を行っている企業の活動、アルミニウム利用による利益、その他の協力的な取り組みを考察している。
また報告書には、17のSDGsのそれぞれにわたる業界の影響も含まれ、特定の業界のケーススタディやその他のサポートリソースにリンクしており、部門での目標達成を進めるためのギャップと潜在的な機会を知らせ、ステークホルダーとの関わりの基礎を形成することができる。報告書の発表に当たり、IAI事務局長のMiles Prosser氏は「持続可能な開発とESGの話題は現在、金属産業と鉱物産業の最前線である。国連の持続可能な開発目標を枠組みとして、アルミニウム産業は、International Aluminium Instituteを通じ、包括的な一連の地球規模の目標とターゲットへの貢献を評価してきた。この分析は、現状について業界の理解を促し、今後10年間で行動と進展を加速するために取り得る対策について対話を促進することを目的としている」と述べた。
Prosser氏は「報告書は、業界と他のステークホルダーに包括的な参考資料を提供するが、まだ埋めなければならないギャップがあるのは明らかである。IAIは、各部門がこの作業の流れを進める潜在的な機会を検討するよう、引き続きステークホルダーと関わっていく」と述べた。
この報告書で示された枠組みは、2021年8月に開催されたIAI主催の業界ワークショップの成果、企業代表者からの継続的なインプット、公開されている利用可能な文書や情報の机上研究および分析を基に作成されている。この情報は、近年の業界の活動と貢献の範囲を示しており、IAIが地域のアルミニウム協会と連携することで主要なアルミニウム生産の全地域をカバーする包括的で地球規模の概要を提供する。
Prosser氏は「アルミニウム産業は世界経済に大きく貢献しており、生活を支えるための雇用やインフラ、数十億ドルの税金を提供している。しかし、業界として持続可能な開発に貢献するには、アルミニウムを持続可能な用途で使用することを通じて、アルミニウム製造の責任と利益の実現の両方が求められることを認識している。またそのためには、バリューチェーンに連なるすべてのステークホルダーからの継続的かつ協力的な努力が必要になる。IAIは引き続き、この取り組みに基づくことに重視し、目標についての活動に従事する主要なステークホルダーとのオープンな対話を求めていく」と付け加えた。
▽IAIについて
International Aluminium Institute(IAI)は、世界の一次アルミニウム産業を代表する唯一の機関である。協会は、生産、消費、エネルギー使用、環境への影響に関する40年以上の分析による、アルミニウムの最も包括的で地球規模のデータを保有している。
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