上海電気 第7回世界洋上風力サミットで電力産業の洞察を発表

上海,2022年11月19日 /PRNewswire/ -- 11月10日~12日、株式会社上海電気風力グループ主催による第7回世界洋上風力サミットが中国海南省で開催されました。上海電気風力発電のミャオ・ジュン会長が開会式で電力産業の発展についてのスピーチを行いました。今年のサミットでは、「洋上風力発電の円滑かつ秩序ある開発を促進するためのイノベーションに焦点を当てた取り組みの強化」をテーマに、世界各国のリーダーと電力産業の有識者が集まり、世界の洋上風力発電の開発の機会についての議論、電力産業を支持する政策についての洞察の発表、最先端技術の動向の明確化、そして電力産業のこれからをより深く見ていくことを行いました。

ミャオ会長は、スピーチでこう語りました―「今回のサミットの主催企業のひとつとして、また世界の洋上風力発電開発のベンチマークとして存在する企業として、上海電気は、電力産業の上層下層に位置する同業企業様ならびに下請け企業様が交流し合い、経験を共有し、電力産業の将来の展望について話し合うことができる本サミットを主催させて頂くことを光栄に思います。上海電機は、値打ちのつけがたい非常に貴重かつ豊富な専門知識、および経験を蓄積してきました。電力産業の同業企業様と交流し、より合理的に洋上風力発電市場について議論する機会として、本サミットが機能することを望みます。風力発電プロジェクトを検討する際には、先行する設備投資に加えて、継続的な運用コストも考慮する必要があると私達は考えます。必要な資本量を削減するだけでなく、グリーンエネルギー事業を洋上風力による水素生産へ拡大させること、及び海洋牧草地、海洋観光、海洋農業の開発といった追加事業によっても、事業の収益性を高め産業の発展を促進することができると考えています。」

第7回世界洋上風力サミットにてミャオ氏が熱弁
第7回世界洋上風力サミットにてミャオ氏が熱弁

上海電気は、電力産業の主導的な立ち位置に存在し、中国最大の洋上風力発電事業網を構築したことに留まらず、洋上風力水素生産、海洋牧草地、海洋観光、海洋農業を含む革新的なグリーンかつサステイナブルな海洋事業への拡大を開始しています。株式会社上海電気風力グループは、申能集団と共同で、申能集団・洋浦を支援し、丹州にて行われる上海電気風力による炭素エネルギー設備ゼロ化事業への投資を行いました。それは、マルチエネルギーおよび多事業型ビジネスモデルを追求するというコミットメントの一環として行われました。そのビジネスモデルでは、海洋風力発電、海流発電、海洋漁業、グリーンエネルギーによる水素生産、エネルギー貯蔵、海洋観光、ならびに海洋農業といったすべての事業が統合され、クリーンエネルギーアイランド構想の可能性を作り出しています。

株式会社上海電気風力グループは、先日、洋上風力発電と魚の養殖に使用するための世界初の統合浮体装置ならびに観測塔・観測設備の研究事業、およびデモンストレーション事業の契約を締結しました。この革新的な施設は、福建省莆田市の南里島の北東沖にあり、水深は約35メートルです。中国龍源電力グループの子会社、福建省龍源洋上風力発電有限公司が率いるこの施設は、浮体式風力タービンを介して発電し、水中の養魚場を運転し、当設備の多空間および多階層ユーティリティを最大化します。

洗練された技術による総合的ソリューションの提供する使命を持ち、海洋環境の複雑さと洋上風力発電およびそのメンテナンスにかかる高コストを考慮しながら、浮体式風力タービンの包括的なソリューションを提供することの最大の課題の一つとして、過酷な海洋環境で作動する動作安定性の確保があります。上海電気風力グループは、設備設計の安全性と動作安定性を確実にし、保証することで、課題の実現、ひいては持続可能な風力エネルギー利用の最適化を行っています。安定性の確保は、設計の初期段階で始まり、次に安定性検証の実験を行います。そして、最終段階では安定性をさらに高めるため、デジタル運用と保守を導入します。

上海電機風力グループは、他産業との共同開発の推進、複数の産業間でシェアする未来に貢献するための全体的な流れの一環として、技術革新によって自社のビジネスモデル、およびその適用の継続、最新化を進めていきます。上海電機風力グループは、持続可能な進展のための高い安定性と信頼性を持つエンドツーエンドのソリューションを提供することを目標に、「風力+」の新しいシナリオが利用可能になるにつれて、より多くのモデルの機能強化をテストしていきます。それは、ブレークスルーと技術革新の賜です。