【ロッテルダム(オランダ)2022年10月11日PR Newswire】LyondellBasell(ライオンデルバセル)とドイツ・ニーダーザクセン州ライファーデの23 Oaks Investmentsは、ドイツにエネルギー効率の高い高度なプラスチック廃棄物の分別・リサイクル施設を建設する合弁会社、Source One Plasticsを設立する契約に調印した。風力とバイオマスによる再生可能エネルギーを使用するこの新会社は、ドイツ国民約130万人が1年間に発生させる量のプラスチック包装廃棄物を処理するよう設計されている。現在、こうした廃棄物はリサイクルされておらず、ほとんどが焼却処分されている。
Source One Plasticsの施設では、LyondellBasellがドイツのベッセリングに建設を予定している先端リサイクルプラントの原料の一部となる処理済み廃棄物を産出する予定。このプラントは、LyondellBasell独自のMoReTec技術を使用した初の商業規模の単一シングルトレイン高度リサイクルプラントになる見込みで、さらなる拡張を可能にする能力を実証するよう設計されている。LyondellBasellは既に、イタリア・フェラーラの工場で準工業規模のMoReTecプラントを稼動させている。
LyondellBasellの新プラントは、リサイクルが困難な使用済みプラスチック廃棄物を、新しいプラスチック材料の原料に変換する目的で設計されている。操業開始後は、多層食品包装品や混合プラスチック容器など、ほとんどの種類のプラスチック材料のリサイクルが可能になる。このプロジェクトに関する最終的な投資決定は、今後数カ月の間に行われる予定。両プロジェクトは、環境におけるプラスチック廃棄物をなくすというLyondellBasellが掲げる持続可能性への大きな目標に寄与する。
LyondelBasellの循環・低炭素ソリューション担当エグゼクティブバイスプレジデントであるYvonne Van der Laan氏は「当社は、再生可能・循環型ソリューションへの当社顧客のニーズを満たすことを支援することに全力で取り組んでいる。循環型経済を真に実現するには、社会のニーズに応える創造的なソリューションを見出す必要がある。当社は、われわれの先端リサイクルプラントで新しいプラスチック材料に変換するプラスチック廃棄物へのアクセスを確保するため、事業の上流側に参入する重要な一歩を踏み出した。これにより、当社は循環型という大きな目標を達成し、2030年までに年間200万トンのポリマーをリサイクル資源または再生可能資源から生産することができるようになる」と述べた。
23 Oaks Investments は、プラスチック産業で豊富な経験を持つ使用済みリサイクル(PCR)プラスチック廃棄物を高付加価値品に作りかえる戦略的ソリューションプロバイダーである。合弁会社のSource One Plasticsは、廃棄物の調達、分別、前処理を含む幅広いサービスポートフォリオを提供し、さまざまな用途に向けた高品質なPCR材料の製造に適した原料を提供する。
23 Oaks InvestmentのKai Hoyerマネジングパートナーは「われわれが持つ循環型経済のあらゆるレベルでのグローバルな経験と、プラスチックリサイクルのバリューチェーン全領域における幅広い知識、そして強力な実践的アプローチを組み合わせることで、当社にはSource One Plasticsを成功に導くのに適切な総合能力があると考えている。LyondellBasellの循環型ポリマー製品サービス拡大へのコミットメント、ならびに高度リサイクルを産業規模の技術に発展させるという同社の取り組みに23 Oaksは協力していく。それにより、われわれはこの実現に寄与する役割を果たすことができる」と述べた。
LyondellBasellは高度リサイクルの準工業規模プラントに加え、Quality Circular Polymers(QCP)の50%の株式を保有している。QCPは機械的リサイクルプロセスを使用し、電化製品、洗濯用洗剤ボトル、スーツケースなどの用途に使われる高級プラスチックペレットを使用済み包装廃棄物から製造している。
▽LyondellBasellについて
LyondellBasellは、世界の化学産業のリーダーとして、業界で最も安全で、最も経営が適切で、最も評価される企業であるよう日々努めている。同社の製品、材料、技術は、100を超える国際市場において、食の安全、清潔な水へのアクセス、ヘルスケア、燃費向上のための持続可能なソリューションを推進している。LyondellBasellは、多様性、公平性、包摂性を重視し、地球、同社の事業地域、将来の労働力に重点を置いて「善行を推進(Advancing Good)」している。同社は、ワールドクラスの技術と顧客重視の姿勢に大きな誇りを持っている。LyondellBasellは、プラスチック廃棄物と脱炭素化というグローバルな課題に対処するため、循環性と気候に対する熱意と行動にさらに力を入れている。LyondellBasellは2022年、5年連続でフォーチュン誌の「世界で最も賞賛される企業(World's Most Admired Companies)」の1つに選ばれた。より詳しい情報はwww.lyondellbasell.com を参照するか、LinkedInの@LyondellBasell (@LyondellBasell )をフォローのこと。
▽23 Oaks Investmentについて
23 Oaks Investment GmbHは、プラスチック産業における持続可能な企業への財務投資および事業投資を通じ、閉ループ循環型経済のグローバルなインフラ構築を目的とする持株会社である。同社は省資源型の製品開発、革新的な回収・分別・リサイクルシステムの設計・建設に投資している。23 Oaksは循環型経済における環境と経済からの利益を組み合わせ、環境と気候に配慮したプラスチックの使用に関するソリューションを提供している。23 OaksはKai Hoyer氏が2019年6月、ドイツのニーダーザクセン州ライファーデで設立した。
Matthijs Beijk (LyondellBasell) and Kai Hoyer (23 Oaks Investment) sign the agreement to form Source One Plastics.
Photo - https://mma.prnasia.com/media2/1916035/Source_One_Plastic.jpg?p=medium600
Logo - https://mma.prnasia.com/media2/562522/LYB_Advancing_Possible_Logo.jpg?p=medium600
ソース:LyondellBasell
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Sonja Jude
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