ソウル・韓国、2025年9月19日 /PRNewswire/ -- 韓国のコンテンポラリー・パフォーマンス集団FORCEが、10月にアルメニアのエレバンで開催される国際舞台芸術祭「ハイフェスト(HighFest)」に招かれ、『Rotation(自転)』を上演します。
FORCEは、人間とテクノロジーの変化し続ける関係性を探求するアーティスト集団です。人間の身体を基盤に、映像と先端技術を掛け合わせて、独自のパフォーマンス言語を創り出しています。言語に依存しないノンバーバル形式により、言葉の壁を越え、世界中の観客と繋がることができるのが特徴です。
『Rotation』は、宇宙の自転や公転といった原理から着想を得た作品で、普遍的な力が惑星の運動や人間の生にどのように作用するのかを映し出します。上演時間は約50分。サーカス芸術、メディア・アート、そして特注の回転装置が一体となり、独自の世界観を生み出します。6人のパフォーマーが風変わりな研究者となって謎めいた機械を発明し、そこから時空を旅する物語が展開されます。科学と芸術が遊び心豊かに交わり、観客にダイナミックかつ多感覚的な体験をもたらします。
本作は、2022年に韓国文化芸術委員会(ARKO)の「今年の新作」にも選ばれ、2023年と2024年には、ソウル市主催の「春の日」舞台芸術プログラムでも上演されました。2024年には、チョルパン都市文化財団が主催する「坡州フェア_Book&Culture」で「フリンジ招待賞」を受賞。この賞は、国際的な活躍が期待される新進アーティストに与えられるもので、今回のハイフェスト招待のきっかけとなりました。坡州市の支援を受けて臨むハイフェストは、韓国コンテンポラリー・パフォーマンスの国際的な広がりを象徴しています。
2003年に創設されたハイフェストは、演劇、ダンス、サーカス、音楽、アートなどの様々なジャンルを網羅する、アルメニア最大の国際舞台芸術祭です。これまでに世界各国から500を超える劇団と5,000人のアーティストを迎えており、欧州フェスティバル協会(EFA)からは、「EFFE Laureate(ヨーロッパを代表するフェスティバル)」としても認定されています。今年は20カ国から400人以上が参加予定で、FORCEの招待は、韓国コンテンポラリー・サーカスの存在感が国際舞台で高まっていることを示すとともに、芸術交流の新たな展開を告げています。
FORCEを率いる演出家のイ・ヨンホ氏は、「坡州フェアでの受賞とハイフェストからの招待は、韓国の舞台芸術やサーカスが世界にも通じることを物語っています。今後もアートとテクノロジーの融合を通じて、韓国のパフォーミングアーツに新たな地平を切り拓いていきたいと考えています。」と語りました。