マスカット(オマーン), 2025年5月1日 /PRNewswire/ -- オマーン国は第3回グリーン水素オークションを開始し、グリーン水素の生産と輸出で世界をリードする拠点となることを目標にした同国の戦略において、新たな章を刻みました。Hydromが計画・調整した第3回オークションで提供されるこの革新的で柔軟な機会により、資格のある開発者は、オマーンで急成長中の水素エコシステムに投資し、競争力と拡張性に優れた世界的なグリーン水素経済の構築に参加することができます。
前回のオークションの成功を基に、第3回ではこれまでの教訓を取り入れ、入札者の参加を最適化し競争力を高めています。ドゥクムでは最大300平方キロメートルの土地が提供されており、100平方キロメートル以上のプロジェクトの提案を募集しています。入札者はブロック内でプロジェクトの範囲を柔軟に定義できるため、個々の開発戦略や市場要件に合わせてカスタマイズした構成が可能になります。RFQ(資格確認要求)の開始から入札提出期限までの9か月におよぶ準備期間が設けられており、入札者は包括的なプロジェクト計画に十分な時間を確保できます。開発者は、グリーン水素とその派生品の生産に加え、規制当局の承認を条件に、余剰の再生可能電力を国の送電網に販売し、プロジェクトの価値やオマーンのより広範なエネルギー転換のフレームワークへの組み入れをさらに拡大することも可能です。
第3回に参加する開発業者は、公共インフラへのアクセス、安定した規制の枠組み、欧州とアジアの主要な需要中心地への戦略的な近接性など、オマーンの競争上の優位性から恩恵を受けることができます。オマーンの包括的なエネルギー転換の取り組みには、専用の2,000キロメートルの水素パイプラインの開発や、オマーンとオランダ、ドイツ、そしてヨーロッパを結ぶ世界初の液体水素輸出回廊の設置も含まれています。
オマーンは過去2回の入札を通じてドゥクムとドファールにおける8件の大規模グリーン水素プロジェクトを発注し、2030年までに年間100万トンを超えるグリーン水素の総生産能力を目標に490億ドルを超える投資のコミットメントを確保しました。これらのプロジェクトは30GW以上の再生可能エネルギーで稼働しており、オマーンは世界で最も先進的で投資に適した水素エコシステムのひとつに位置付けられています。
オークションのプロセスは、RFQ発行とともに開始しました。落札を目指す資格のある入札者には、2026年初頭に提案書の提出が求められます。参加を希望する入札者は、www.hydrom.omで詳細を確認できます。